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「メルヘンなカフェ、ハティフナットで、背筋も凍る『デジタル・ファシズム』を読む。」

2021年11月04日

皆さんこんばんは、新宿区議会議員のよだかれんデス。

本日は12月議会質問作成に備え、関連資料として堤未果さん『デジタル・ファシズム』を拝読しました。

是非皆さんにも手に取って頂きたい一冊です。

気づかぬ間に次々に法改正がなされ、私たちの大切な個人情報が大企業・外資企業の餌食にされようとしています。今だけ金だけ自分だけの人々は本当に油断も隙も無く、コロナ禍に乗じて一気に攻勢を強めているのです。

『国民生活をより便利で豊かにするためにデジタル化が必要なのだ』という言い分を、平気で噓をついたり公文書を改ざんしたり事実を隠ぺいしたりする現政権が口にするわけですから、真に受けない方が賢明だと私は思います。

本書でも、行政のデジタル化には安全保障面で高いリスクが付きまとうのであるから、国が検討すべきは、規制を外すことよりも、他国の例をしっかり検証したうえで、国益と国民を守るための規制を早急に整備することだと警笛を鳴らします。

デジタル先進国のエストニアでは、デジタルIDを通して個人情報が1カ所に集められる代わりに、それらのデータに対する権利は本人に帰属し、政府や企業が自分たちの都合で勝手に使うことが出来ないようかなり強力な規制が敷かれているのだそうです。

自分の情報に対し、誰がいつ何の目的でアクセスしたのか自由に確認できる。

それに対し日本は次々と規制を撤廃するような法改正が行われ、自分の情報に誰が何の目的でアクセスしたのか知る由はありません。

国民がいつでも自分のデータを削除する権利を持つエストニアと、手も足も出せない日本。

怖すぎます。


(ハティフナットのタコライスは、本当に8本足のタコさんが使われています♪)

私が前々から危険性やうさん臭さを指摘する「GIGAスクール構想」についても、かなり詳しく論じていらっしゃいます。

子どもたちのデータが蓄積され、それらが企業の儲けのためにフル活用されます。

学力だけではありませんよね。健康情報や家族の経済状況・宗教・支持政党などありとあらゆる情報が吸い上げられます。

当然子どもの選別が行われます。大人たちの信用スコアのように。

経済的徴兵制も容易になるし、例えばオリパラ観戦に素直に参加したかどうか、学校や自治体・政府に逆らう異分子家庭の子どもではないか・・・。

怖すぎます。


(ハティフナットのカフェオレは可愛くて飲めないし、シフォンも涙が出そうに美味しいのデス(*꒦ິ³꒦ີ))

堤さんは仰います。
デジタル政府が国家の繫栄に結び付くのは、あくまでも政府と国民の信頼関係が存在し、情報の取扱について気密性と透明性があり、国民の個人情報を責任をもって守る公的な仕組みが検討され、安全保障の見地からも対策が取られていてこそ。

デジタル庁にわざわざ民間企業との癒着構造を組み込んで、オトモダチ企業に甘い汁を吸わせる気満々の今の政権には、国民に幸福をもたらすデジタル化は不可能ではないでしょうか。

不安と恐怖しかありません。

読むほどに背筋が凍るひとときでしたが、それでは精神的に持たないので、本日は大好きなcafe ハティフナット吉祥寺店にて、美味しいお料理を楽しみながら読み込むことといたしました。さきほどからチョイチョイ差し込んでいる写真はそちらでのものです。


(こんな家に住みたい・・(*゚O゚*))

もう何年も前に(以前は別の場所でした)発見し、時々忘れたころにお邪魔する可愛くて可愛くてキュンキュンしてしまう外装&内装、


(もう何もかもがいちいち可愛いのです☆)

そして本当においしいお料理の数々。コチラでなかったらこんなに恐ろしい内容の本は最後まで読めなかったかも・・是非お近くの皆さまは一度お運びくださいね( ´艸`)

あぁ・・こんなに疑わなくてすむ政権を生み出さなければ。
改めて心に誓いました。

それではまた明日。

 

 

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