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「新宿区児童相談所 一時保護施設 の視察へ行ってきました。」

2021年03月24日

皆さんこんにちは、新宿区議会議員のよだかれんです。

本日午前中、3年後の開設を目指している新宿区児童相談所に先んじてこの6月から運用が始まる一時保護施設の視察へ行って参りました。
児童相談所が開設されるまでは、都の一時保護施設として貸し出す形となります。
都の職員(18名)のみならず区の職員(5名)も配置され、経験を積んで本体開設に備えるのです。

2年ほど前の工事前の住民説明会にも参加していたので、完成した建物がどのようになっているのか非常に関心高く参加いたしました。

周囲をマンション等に囲まれているため、視線や騒音を心配されている住民の方が多かったので、
曇りガラスや目隠しが多用されており、住民の要望に沿った設計変更が行われたのだなと感心しました。

(視察の帰り道、桜が美しく咲いていました)

一方で、保護される子どもたちが息苦しくないかなという懸念が生じたため質問と要望をしたところ、
付近の区関連施設などを活用するなどして外出の機会を設け、困難を抱える子どもたちが極力快適な時間を過ごせるようご尽力頂けるということが分かりました。

また、性的少数者の子どもたちが受け入れを拒否されるケース(ノウハウが無い等により)が当事者間で話題になったこともあり、そうしたことの無いよう今のうちから想定して土壌を整えて頂くよう要望しました。

解体費用7000万円余を加えると8億円近くの費用がかかっており、区負担の年間予算が320万余(一時保護所の都への貸し出しという運用の中では)ということですが、
子どもたちの安全や将来を守るためには必要な予算です。

こうした施設が必要なくなる社会が理想ですが、現時点では有効に機能させたいところです。
6月の運用開始後、また状況をご報告いたします。

それではまた明日。