「そういえば、酔っ払ってヒールを投げ捨ててた。私。」

2020年05月09日

気になる新聞記事があると切り抜いているというアナログかれん(笑)ですが、立て続けにジェンダー(男女の役割についての固定観念)に係わるような記事をチョキチョキしておりましたのでご紹介を。

おもちゃも脱ジェンダー

5/8に目にしたのはコチラの記事です。


(東京新聞2020.05.08)

私自身は35才を過ぎてから自分は女性として生きたいのだということに気がついたタイプで、子どもの頃に女の子が好むようなおもちゃを欲したという記憶はないのですが、それでも考えさせられる記事でした。

この世に生まれた瞬間から始まる、否、妊娠の時からすでに始まっているアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)は、私自身にもしっかりと刷り込まれているように感じます。
男性として35年以上を生きていたからこそ無意識に身に付けてしまっている強者の論理というか、
気づいてあげられない女性の生き辛さや恐怖心や不快に感じることなど、物凄く沢山あるのではないだろうか。

男の子はこれ・女の子はこれと決め付けられて、楽しいはずのおもちゃ売り場で刷り込みを受けたり・戸惑いを感じたりしないで済む環境を用意してあげたいですね。
そのことが、誰もがのびのびと人生を謳歌できる社会へと繫がってゆくのではないでしょうか。

スニーカーで議場に立ってますよ

そして5/9にチョキチョキしたのはコチラの記事。

(東京新聞2020.05.09)

客室乗務員の仕事内容を考えても、記事にある“制服との統一感”という意味でも、スニーカーで全くもって問題ないようように思うのですが。
一歩前進とはいえ、かたくなにパンプス着用を義務付けるのは不思議。
これぞジェンダーロール!?アンコンシャスバイアス!?のなせる業なのか。

様々な事に関連することですが、パンプスやヒールを履きたい人は履けばいいし、履きたくない人は履かなくていい社会にしたいです。
私も女性として生きるようになったばかりの頃はこれでもかと高いヒールを好んで履いて、どこへでも飛び回っておりました。
ハイキングでも平気でしたね(笑)。

行政書士になったばかりの頃は、誰に強制されたわけでもなく好き好んでスーツにハイヒール。私って格好いいーーッて悦に浸っておりました。

でも。

いつの頃か、指の形が曲がり、痛みが出始め。
遂には酔っ払って帰宅するときに、やってらんないわーーーッ!とコンビニのゴミ箱(ごめんなさい)にハイヒールを投げ捨てて裸足で家に帰るという事態が2度ほど発生し、
時代の流れもあっていつしかスーツでもスニーカーを履くようになっておりました。

今やスーツにリュックにスニーカーが定番です。酔っ払っても安心です。
別にそうしなくてはいけないわけではなく、気分によってヒールやパンプスで活動する日もあります。たいてい後悔しますが。

選択的夫婦別姓と同じで、別姓にしたい夫婦は別姓にすればいいし、同姓にしたい夫婦は同姓にすればよいだけです。
スニーカーで働きたい人はスニーカーで働けばいいし、ヒールで働きたい人はヒールで働けばいいだけだと思うのですが。

ドラマでいつも不思議なのが、刑事さんが犯人を追いかけるときに革靴履いてるんですよね。
スニーカーの方がいいのでは?といつも勝手に心配しています。
あ・・・世代がばれてお恥ずかしいのですが、「太陽にほえろ!」でスニーカーっていう刑事いませんでした?
ニックネームに使われるくらい珍しいということですね。興味深いです。

あ・・学校の先生は今でもスーツにスニーカーなのでしょうか?時代の先端を行ってたんですね、興味深いです。

安全靴とか理に適っている場合は別として、誰もが履きたい履物を履いて心地よく働き、存分に能力を発揮できる社会にして参りましょう!
それではまた明日。