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「NHKさん。私、お金貰ってデモに参加してないわよ&河瀨直美監督。私、オリンピック招致なんて喜んでないわよ。」

2022年02月05日

あー本当に腹が立つ。
皆さんこんにちは、新宿区議会議員・行政書士のよだかれんデス。

今さらなのですが、NHKが東京五輪反対デモについて金銭による動員があったかのようにテロップをわざわざ付けて放送した問題。これってもはや解体が求められるくらいの大問題だと思うのですが皆さんいかがでしょう。

N国党さん、出番です‼
キィーーーーッヽ(`Д´)ノ

これが逆に、自民党が選挙時にお金を払って街宣に民衆を動員しているかのようなテロップをわざわざ付けて放送していたらどうなっていたでしょう?

それこそ国会にNHKトップが証人喚問されたり解体が叫ばれたり、今回の比ではない歴史に残る大騒動になったのではないでしょうか。

あー本当に腹が立つ。
皆様ご存じのように、私は様々なデモ・パレードといった類に参加致しますし、当然東京オリンピック反対デモにも参加致しました。

しかし、これまで一度もお金を貰ったことなどありません。

今回、NHKは私のようにオリンピック反対デモに参加した全員に謝罪すべきです。

そもそも、日本人は権力に対して物言わぬ人間になるよう学校で教育されてはいないでしょうか。長いものには巻かれておこうという教育を受けていないでしょうか。

思い返してみて下さい。生徒たちは同じ制服を着て、輪を乱さないよう言論は統制され、運動会では軍隊のように足並み揃えて行進させられます。教員も、思想信条に自由があるはずなのに日の丸を掲げ・君が代を斉唱することを拒む教員は罰せられます。

であるからにして、日本人の多くはデモに対して冷淡です。うるさい、迷惑だ、意味ねーし。

デモを見かけるとニヤニヤと嘲笑したり、露骨に指をさして笑い合う人も、静かに中指を立てる方も存在します。時には罵声や怒声も浴びせられます。

「お前ら、頭おかしくね?」「迷惑だっつーの」

パッと見ごく普通の会社員風の人に、そんな風に声を掛けられることもあります。様々なデモに参加して、実際に体験している私が言うのですから、本当です。

(もちろん少ないながらも、笑顔で手を振ってくれたり、親指を立ててくれたり、クラクションを鳴らして賛意を示して下さる方もいらっしゃり勇気づけられます。ありがとうございます。)

ですから今回のNHK事件も、そういう感覚の制作者がごく自然にわかりやすいようにと補足説明的にテロップを付けただけなのかなと感じます。

もはやNHKは政権広報局となり果てた・権力に逆らうものには政権と一緒になって叩き・嘲笑しようと考えた・・というよりは、主流の国民感情に即して番組作りを行った結果なのではあるまいか。

新宿区でも、2018年に公園の使用許可基準が変更されて、それまで4カ所から出発で来ていたデモが、1カ所からしか出発できなくなり、間接的なデモ規制ではないかと問題になったことがあります。私の立候補のきっかけでもあります。

その際にも、「交通制約や騒音により迷惑しているため、デモを制限して欲しい」という地元町会・商店会からの要望があるからというのが理由でした。

確かにデモというのはうるさいし迷惑をおかけしている面もあります。しかし、デモによって問題が可視化され、問題を知るきっかけとなり、考え・行動する人が増えることで社会を変えて行くことに繋がるのではいでしょうか。

巡り巡ってその恩恵を、迷惑だと感じている人々も受けられるのではないでしょうか。

だからこそ、うるさい・迷惑だと感じる人々の平穏を守ることよりも、デモという表現行動が優先されてきました。

しかし今、物言わぬ国民を生み出す教育の効果で、デモというのは一部のおかしな人々が騒いでいるだけの、社会にとって迷惑なものだという受け取りが進んでいるように感じます。

今回の事件はNHKだけの問題ではなく、国民全体の問題なのではないでしょうか。

更には、番組において五輪公式映画の河瀨直美監督がこのようなことを仰っていたそうです。

「オリンピックを7年前に招致したのは私たちです。そしてそれを喜んだし、ここ数年の状況をみんなは喜んだはず」

・・か、監督、お気を確かにーーーーッヽ(`Д´)ノ

私は招致にも反対し、開催決定に愕然とし、ここ数年の状況に憂えて参りました。私だけではなく、少なくない人々が声を上げていたし、

昨夏の五輪反対デモ時には、クラクションを鳴らして賛意を表してくれる方や、手を振ってくれる方、親指を立ててくれる方も多数見受けられました。

もちろん監督のように招致に賛成し、開催決定に歓喜し、ここ数年の状況を喜んだ人々も沢山いらっしゃったと承知していますが、『みんな』ではありません。

このような全体主義的な考え方も、学校教育の賜物かも知れません。いや、名高い監督のことですから何かしらの暗喩かもしれませんが・・。

こうなったら、河瀨監督の公式映画に対抗し、反対する人々の声も取り上げた非公式映画も制作するしかありませんね。受けて下さる監督やスポンサーが見つからないでしょうか。

それでは皆様、また明日。