非正規滞在・仮放免の子どもと強制送還。
2025年09月25日

【2025.09.25 本日の学び】
認定NPO法人メタノイア主催
無料4回連続オンラインセミナー 「クルドの子どもの「命」を守る」
第3回 ~非正規滞在・仮放免の子どもと強制送還~ 髙谷幸さん 東京大学大学院准教授(専門:社会学・移民研究)、NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク運営委員。
いよいよ第3回!髙谷さんの分かりやすくクールなお話しぶりに圧倒されました。
・政府が率先して「不法」外国人呼ばわりしているが、入管法は行政法であり刑法犯ではないので、国連勧告にあるように“非正規滞在者”“未登録外国人”等と呼称すべき。 というお話。これが本当にまだまだ知られていないので、張り切って拡散しなければいけません!政権の印象操作に惑わされないようにしましょう。
・子どもの最善の利益を考えれば、強制送還せずに生まれ育った日本で暮らし続けられるよう、在留特別許可を出すなど正規化すべき。 親子を離れ離れにして強制送還したり、分離しないために子どもも一緒に強制送還します、などという理屈は、 子ども権利条約や子ども基本法の「すべての子どもは大切にされ、基本的な人権が守られ、差別されないこと」という基本理念に反している。
・法は行動に対する規範であるはず。なのに、その存在や子ども本人の意思によらない行動を「不法」としている。本人にはどうしようもないことで、帰責性がない。 親は法を犯してるのだから強制送還されるべきという人がいるが、殺人犯の子は犯罪者だろうか?
非正規滞在となっている子どもたちに家族ともども正規滞在となる環境を提供し、幸せな日々を日本で過ごしてもらいうことは、巡り巡って日本を守ることにつながります。
日本における外国人政策は、安全保障政策でもあると、私は思っています。 日本人は優しいよ、親切だよ、日本は素晴らしい国だよと本国の皆さんに伝えてくれるから。 世界において名誉ある地位を築くことになり、他国から攻撃されない国になるのです。