マッキー35周年コンサートで感じた、喜びと想い。
2025年11月09日
本日、自身のライブ配信の後、2時間かけて横浜のKアリーナまで足を運びました。
大好きな槇原敬之様の35周年コンサートです。
「どんなときも」が大ヒットした1991年に上京した私は、その後の約35年間をマッキーの曲とともに歩んできました。同時期に青学生だったこともあり、キャンパスですれ違わないものかとキョロキョロしていたのが懐かしいです。
誰もが知るヒット曲ももちろん盛り上がりましたが、私のテンションが今日一番上がったのは、「軒下のモンスター」という隠れた名曲を歌い始めた瞬間です。まさか歌ってくれるとは思っておらず、思わず変な声で悲鳴を上げてしまいました。
この曲の主人公は、普通に結婚して子供を授かる以外は、幸せとは誰も信じないような街で暮らしています。好きになる相手がみんなと違うことに気づき、こう呟きます。
「僕のこの恋はどうやら上手くいきそうにない」と。
そしてこう歌うのです。
「わかってる そんなこと 誰よりもわかっているさ
だけど譫言のように 心は君の名を呼ぶから
ばれないように心の口を 必死に塞いでいる」
最初にこの歌を聴いたとき、まるで自分のことだと涙が溢れました。何度も「マッキーありがとう」と声に出しました。
「なんでこんな風に生まれたんだろう。みんなと同じように生まれたかった」そんな思いを抱えていた時期もありましたし、今でもふとした瞬間に絶望的な孤独を感じることがあります。だから、もう次の世代の人たちにはこんな思いをさせたくありません。
政権のど真ん中にいる人々に、性的少数者や同性婚をめぐって「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと言わせてはいけません。「LGBTQ教育は子どもを混乱させる」「同性婚には反対する」「性の多様性を教えることは社会を乱す」といった、LGBTQ+の尊厳を否定し差別や偏見を正当化する政党を許してはいけないのです。
そんな気持ちを改めて噛み締めるひとときとなりました。
コンサート終盤には、マッキーと会場の皆さんで、お互い35年間元気に生きてこれたことを讃え合いました。これは当たり前のことではなく、奇跡的なことです。
これからもマッキーの曲に助けてもらいながら、人は皆それぞれオンリーワンであり、「世界に一つだけの花」なのだと讃え合える社会を目指していきます。
マッキー、35周年本当におめでとうございます。