「木村英子事務所でのインクルーシヴな日々。」

2023年06月03日

youtubeでの「依田花蓮ライブ!」ではご報告しているのですが、少し前より参議院議員・木村英子さんの事務所で、国会議員になって即戦力で活動できるようにと修業をさせて頂いております。

あなたの好きなように自分の政治活動もして欲しい、英語の勉強もして欲しい、出来る範囲内でいいから私のそばで国会の現場での経験を積んで欲しいと、一緒に差別のない世界をつくろうと夢のようなお声がけを頂いてのことです。

これまでの人生の中で何度かターニングポイントがあり、恩人と出会って、新たな人生を切り開いて参りました。そのお一人に、木村英子さんが加わりました。

連日命を削って議員活動に向き合う様子を間近で拝見し、お背中から多くのことを学んでいます。

先日の国土交通委員会における質疑では、 充電設備本体は経産省で駐車スペースは国交省が管轄という縦割りの弊害で、車椅子ユーザーが利用出来ない充電施設が作られてきたことを指摘し、不適切だったので改めていく、という画期的な大臣答弁を引き出しました。

木村英子の国会質問!参議院 国土交通委員会 (2023年6月1日)

委員会の後、与党議員からも良い質問だった旨のお声がけを頂きました。

昨日は土砂降りの中、国立市で行われたイベントに参加いたしました。

 

しょうがいのある子もない子も分けられることなく、ともに学び合えるフルインクルーシブ教育の実現に向けて、しょうがい当事者による劇とシンポジウムが行われました。

「(特別支援学校、特別支援教室などを)選択させることも差別なのだ」 「あなたは当事者じゃないから諦められるんだ」

という劇中のセリフにハッとさせられました。

現在日本では特別支援学級対象児童・通級対象児童・不登校児童・校内暴力児童生徒・いじめ発生件数・教師の精神疾患による休職いずれも増加し、子どもの自殺は過去最高の500人を超えている状況です。

日本の教育制度の問題があると言わざるを得ません。インクルーシヴ教育と真逆の、イクスクルーシヴ(排除)教育の結果ではないでしょうか。

インクルーシヴ教育へと転換し(同じ教室に入れてほったらかしにすることではありません。同じ教室の中で公正に機会を与えられるために合理的な配慮がなされていなければなりません)、そしてインクルーシヴな社会を生み出さなければこの国に未来はないと感じています。

Everyone is welcome。

バンクーバーでのスタディツアーで学んだこの精神が、排除の論理がまかり通る今の日本には必要です。

そうすることで、皆が生きやすくなると思います。

国立市の教育長も登壇され、「国立市ではソーシャルインクルーシヴの考え方をもとに、多様性を認め合い、排除しないことを大切にしている」と高らかにお話くださいました。

いいなぁ、国立市に引っ越したいなぁと一瞬思いましたが、それよりも、日本を国立市のようにすれば良いのだと思い直しました。

「日本ではソーシャルインクルーシヴの考え方をもとに、多様性を認め合い、誰も排除しないことを大切にしているのです」

総理大臣が高らかにこう口にする日を迎えるために、木村英子事務所の皆さんと爆走することをここに誓います。

 


(昨日は雨の中、旧優生保護法下の強制不妊手術をめぐる損害賠償請求訴訟原告団の皆さんが木村議員・天畠議員に陳情にいらっしゃいました。こうしてたくさんの皆さんのお話に耳を傾けていらっしゃいます。)