【刑法改正2周年企画・院内集会 東アジアの性犯罪法の現在地と日本のこれから〜韓国・台湾・香港の法律と実践に学ぶ〜】に参加して。
2025年08月28日

2年前、刑法の改正によって同意のない性的行為は犯罪となりましたが、なお多くの課題が残されています。
次なる法改正に向けて、調査報告とパネルディスカッションが行われ、主に以下3つの視点から議論が進められました。
①性犯罪に関する控訴事項の問題点
〜韓国では、「13歳未満の児童」「身体的または精神的障害」を被害者とする性犯罪について、なんと控訴時効が適用外になっています〜
②性的同意の社会的周知・理解の遅れ
〜現在は、恐怖や痛みからの回避のために従順・積極的に振る舞ってしまう「迎合反応」によって、加害者が「同意があると思っていた」と主張し、それが認められ無罪となってしまうケースも存在します
これからは、沈黙や無抵抗を同意と解釈する時代に決別し、”明確な同意が前提”となる社会を目指しましょう〜
③急増するデジタル性暴力への法的対応
〜韓国ではディープフェイクポルノ(性的な偽映像物)については、制作・配布・所持・購入・保存のみならず、視聴も刑罰の対象となるのだそうです!素晴らしいッ☆
日本では様々な利権や抵抗勢力があって、韓国の背中は全く見えていません〜
海を超えて女性たちが連帯する姿に胸打たれる思いでした。
これからますます、 包括的性教育 導入や買春者処罰法の検討(性的搾取をされている女性たちに十分な社会保障や搾取的な要素が少ない労働環境を整えた上で)など、
誰も性暴力の加害者にも被害者にもならない社会を目指し、学びを深めて参ります。
※写真は、院内集会からの帰宅後、自宅で収穫したゴーヤ。ほんの少しだけ涼しい時間が生まれるようになったせいか、これまでよりぐっと大きくなって来ました。凄くないですか!?味ももちろん、グーーーーッ!
※