よだかれん ちいさき声をすくいあげる会

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「面会交流が強制される恐怖、ホラー映画よりも恐ろしいです~映画‟サンドラの小さな家‟を観て。」

2021年04月05日

皆さん今晩は、新宿区議会議員のよだかれんです。

先日、公開されるのを待望していた映画「サンドラの小さな家」を観て参りました。

私のブログを読んで下さっている皆さんにはお馴染みの、面会交流が強制されている現状の恐ろしさを存分に伝えてくれる仕上がりとなっていました。

可愛らしいタイトルに勘違いをして観に行くと大変な目に合いますので、どうぞどうぞご注意ください。

公式サイトにあるように、「どこにでもいる一人の女性が、周囲の人々と助け合いながら、自らの手で小さな家を建てる──。この物語は、アイルランドを舞台にシングルマザーの貧困、家庭内暴力、住宅問題……といった現代社会にはびこる問題に鋭く斬り込み、かつ希望の物語として瑞々しく描き出す。暗い世相を背景にしつつも、それでも強く生きる主人公たちを見つめるあたたかな視点は、イギリスの珠玉ケン・ローチ監督の作品を彷彿とさせる。」

という内容なのですが、目下離婚後の子の養育についての議論が高まりながらも共同親権の問題点や面会交流が強制されている現状の問題点が多くの国民に知られていない日本においては、

一人でも多くの方に面会交流が強制されることの問題点を知って頂くという意味で、あらゆる方にご覧頂きたい映画です。

現在、「離婚後も両親そろって子の養育に関わることが大切なのだ」「面会交流によって子は健やかな成長が出来るのだ」という誤った認識を広めようとする人々がいらっしゃいます。

そういう家庭もあれば、子の養育に関わらない方が子の健やかな成長にとって良い親がいるご家庭もあるのです。

代表的な例が、DVが存するご家庭です。離婚の3割がDVが原因とも言われ、もはや一部の例外家庭のお話ではありません。

映画のように、DV父に週一度面会交流が義務付けられる恐怖。クローゼットに隠れてお漏らしをしてしまうほど父親を恐れ、母親が面会を休ませて貰おうとすることを「面会妨害」と評する家庭裁判所。

これは映画の中だけの話ではなく、日本でも現実の起こっていることなのです。

DV被害当事者の方にお話を聞かせてもらうと、皆さんこのような事例をお話されます。子どもが泣いてもわめいても体調を崩しても、裁判官や調査官に面会交流をするよう強制されるそうです。

「皆やっているのになぜできないの?」「面会交流できないなら親権はあちらになりますよ」「(お子さんが嫌がるのは)あなたがそう言わせているんじゃないの?」

私たちはこうした現実を知らなければなりません。

DVは、診断書で客観的に証明できる身体的暴力だけではありません。精神的暴力、経済的暴力、社会的暴力、性的暴力、子どもを使った暴力。様々な暴力があるにもかかわらず、多くの暴力は客観的な証明が出来ないことを理由に、ないことにされたり低く評価されてしまいます。

それをいいことに、加害者は「虚偽DV」などと開き直ります。
さらに、そうした暴力に耐えかねて子どもを連れて避難すると「子どもの連れ去り」「実子誘拐」などと言って被害者をさらに貶めます。

メディアでも、声が大きいためにそうした声ばかりが取り上げられますから、多くの国民にそうした言葉が刷り込まれてゆきます。

では当事者が反論すればいいではないかと思うかも知れませんが、被害者の皆さんはそれが出来ません。声を上げれば居所が知られ、やっと逃れた加害者からの暴力や恐怖に再び晒されることになってしまうから。

DVは特殊な犯罪で、加害者が顔を出して大きな声を上げてのさばり、被害者が隠れて声も上げられずに暮らしています。相手が亡くなりでもしない限り声を上げられないため、フラワーデモなどで性犯罪被害者が勇気を出して声を上げるような場所にも登場しません。

離婚案件を多く扱い、女性支援に携わる弁護士・篠田奈保子さんとの対談でお聞きしたのですが、現在では身体的DVよりも精神的DVなど非身体的なDVの方が物凄く増えているそうです。より表面化しにくく深刻になっているという事ですね。

(対談第3弾はコチラ

子どもたちの安心安全に繋がることですから、私たち一人一人がこの問題に目を向けなければならないと思います。

皆様、是非とも「サンドラの小さな家」、足を運んでくださいね‼

ちなみに「ジュリアン」というフランス映画も面会交流が強制される恐ろしさが描かれている秀作です。レンタルDV店で探すか配信サイトでご覧頂けたらと思います。私はyoutubeの有料配信で見たのですがそれはコチラです。

それではまた明日。

 

 

 

 

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