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「虐待避難未成年者の10万円申請についての大問題&新宿区でも、遂にオンライン学習強化が図られます~2020.05.13文教子ども家庭委員会ご報告~。」

2020年05月13日

本日は新宿区議会の常任委員会の一つである「文教子ども家庭委員会」が開催されました。調査事件・報告事項は下記参照下さい。

区立学校は5/31まで臨時休業ということで、子どもたちの学習面と心の面に不安が生じます。

学習機会の保障を

学習面については遂にオンライン学習強化が図られることとなり、ネット環境が整っていないご家庭にLTE通信対応タブレット(wi-fi環境がなくても常時接続可能)が貸与されます。

中3生徒には全員、小学5年生~中学2年生は希望者への貸与となります。区内全対象者のうち半数くらいが貸与の見込みということですが、先々のことを考えれば端末・通信環境に不安があるようでしたら貸与を申し出ていた方が良いよいように感じました。

あくまでも臨時的な対応ということでしたが、このコロナ問題を契機として、通学でも学べるけれど、何かあれば自宅でも学習が可能だという環境を構築して行く必要があると考えます。

教室での学びが苦手な子どもでも学習機会を得られるよう、多様な学びの場を充実させるきっかけとなり得ます。運用が始まると様々な課題が表面化すると思いますが、第一歩とうことで評価したいと思います。

予備費から1億8千万円(内東京都家庭学習通信環境整備支援事業費として7400万円)が計上されます。

教育費は国民への投資ですから、ますます大胆に予算を組んで頂きたいと思います。

心のケアについて

学級担任を中心に少なくとも2週間に1回程度は電話連絡をし、気になる児童生徒については週1回以上直接健康状態を確認し、子ども家庭支援センター等関係諸機関と連携して安否確認を行う、スクールカウンセラーも活用しているとのこと。

どのような“気になる”状態の児童生徒を把握しているのかという質問を致しましたが、現段階では特に報告できるようなケースはないとの事でした。

が、他の委員からの質問で、新入学児童・生徒の中に若干名連絡が取れていない子どもがいるということが判明しました。おそらく外国籍の家庭の子どもだということで、引き続き状況把握に尽力するとのことで・・注視すべき問題です。

また、親がいる前で暴力を振るわれている等教師に告げることは不可能であるため、通信学習サイトに相談先などを明示しているとのこと。

配偶者からのDVなども、コロナで暴力を振るう配偶者が家にいるために電話がかけられず、表面上は相談件数が増加していないという状況があるといわれています。

親が家にいても、外部に助けを求められる環境が必要です。今回の無償貸与LTE対応タブレットを、そのようなヘルプラインの一つに活用出来るのではないかと考えます。提言が出来るよう調査してゆきたいと思います。

虐待避難未成年者への定額給付金問題について

本日は他にも、区立保育園・こども園における一斉メール配信システムが6/1から運用予定、子育て世帯への臨時特別給付金が対象児童一人につき1万円(全額国庫補助で2億17473千円)支給される等々大切な報告がありましたが、

報道で上がっていて、新宿区での対応が気になっていた案件を担当窓口で確認しましたのでご報告させて下さい。以前ブログでも取り上げていた問題です。

それは、親からの虐待で避難して自宅には帰れない事情を有する未成年者への10万円定額給付金支給について。(ニュースはコチラ

児童相談所などの施設に入所している子どもはリストがあり、本人や施設職員が申請できますが、友人宅へ身を寄せている等の未成年者などはそうではありません。

5/1に出された総務省通知では、行政・支援民間団体が出した虐待から避難しているという「確認書」を提出すれば、給付金支給を申し出ることが出来、総務省担当者は確認書がなくても支援を前提に柔軟に出来るだけ柔軟に対応するよう求めています。

ところがその通知が浸透しておらず、自治体によっては申請出来ないと案内するなど問題ある対応を取っているというのです。

これはまずい、新宿はどうなっているのかと確認をしました!。

結果として、新宿区では5/1総務省通知を認識し、柔軟な対応を取る体制が取られていることが確認できました。

虐待から避難している未成年者の方、安心して、新宿区定額給付金対策室までご連絡下さい。勇気がいると思いますが、ご事情を職員に伝えて下さい。もしも上手く伝えられなかったら、当HPから私に連絡して下さい。(コチラ

もしもそうした未成年者を知っている方は、その旨教えてあげて下さい

ただ、気をつけなければならないのが。
残念ながら現状では、虐待している世帯主が受給してしまったら、もう申請出来ないそうなのです。だから、急いで下さい!。

勿論そんなのはおかしいので、運用を改めるよう声を上げて参ります。

区担当者へはすでに伝えましたが、総務省へも伝えます。DV被害にあって逃げている方への対応が改善されたように、声が大きくなれば運用が変わる可能性もありますので、是非、このブログで知ったよという方はお住まいの自治体へ声を届けて下さい。

そうした小さなお一人お一人の声が、世界を変えることもあるのです。

ご協力をお願い致します。

それでは、今夜はこの辺で。
最後まで読んでくださったそこのあなた!
こんなに長い文章を、最後までどうもありがとう。