• ホーム
  • お知らせ
  • 「東京アンブレラ基金で携帯電話を貸して頂けました&視覚障害職業訓練施設にて思ったこと。」

「東京アンブレラ基金で携帯電話を貸して頂けました&視覚障害職業訓練施設にて思ったこと。」

2020年09月11日

皆さんこんばんは、新宿区議会議員よだかれんデス( ̄∀ ̄)

最近、生活保護の申請同行や自立支援に携わらせて頂く機会をチョコチョコ頂いております。
その中で気づくのが、携帯電話を持っていることの重要性です。信用に繫がるんですね。

携帯電話を持てないということ

つまり、「携帯電話を持てないということはなんらかの問題を抱えている人」という判断をされてしまい、お部屋も借りられないし仕事も応募できません。
私が支援しているある方は、若く就労意欲もあり・区から紹介された施設に住所地を有し、生活保護を受給しながら生活再建を試みていらっしゃいます。マイナンバーカードも取得しました。しかし事情があって携帯電話の契約が出来ないため、アパート探しも職探しも“携帯電話がないと・・”と断られ続けていました。

困難を抱える人々の中にはそういった人が多いのでしょう。
世代、国籍、SOGI……あらゆる分断を越えて、誰も路頭に迷わせない東京をつくるための、14団体協働で緊急一時宿泊時の宿泊費拠出と横断的な調査をおこなう基金である「東京アンブレラ基金」の中に「つながる電話プロジェクト」がこの度立ち上げられ、住まいや仕事に繫がれるよう、本人負担0で携帯電話を貸与するという事業が始まりました。

この制度に申込みをさせて頂き、昨日午後、待望の携帯電話が!自立しようと頑張っている青年に手渡されました。
これでお部屋探しも仕事探しも本格的に取り掛かれると、ご本人も大層喜んでいらっしゃいましたが、私も物凄く嬉しかったし安堵しました。

ご興味持っていただけましたら、こちらの寄付サイトを御覧いただけたらと存じます→東京アンブレラ基金へのご寄附のお願い

「型破り」と「型無し」

この日は午前中は、視覚障害やその他の病気もあってなかなか働くことが出来ずに生活保護を受けているが、就労にチャレンジしようと思う!という方に同行し、視覚障害を有する方のための職業訓練施設へ行っておりました。

施設の職員さんがとても詳しく支援内容やご本人が使える公的制度などを説明して下さいました。
館内も案内してくれて、沢山の方々が視覚障害者用ソフトの入ったPCを扱う訓練や、訓練を卒業して議事録作成等のお仕事に励んでいらっしゃる皆さんの様子を見学させて頂きました。

ご本人も相当刺激を受けたご様子で、職員さんのアドバイスを活かして、先ずは生活訓練を受けてみようと思うと仰っていて、感動しました。

ご本人は器用で前向きな方なので、白状の本格的な使用訓練や洗濯・料理・掃除などの訓練を受けることなく長らく生活されてきたのですが、
実は、一人で生活出来るようになるための訓練所があり、職員さんによれば、そうした基礎訓練を受けた方が、後々の仕事を含めた自立に繫がりやすいそうなのです。

私は芸事の世界で生きてきましたが、そこでもやはり、型を学ぶことの重要性が説かれます。
型を身に付けた上で自分の色を出せるのが、「型破り」。型を身に付けずに我流で表現するのは、「形無し」。意味が全く違うのです。
私は偉そうに言えるほど型を身に付けられなかったのですが(^^;

とにかく、その言葉を思い出しました。
ということで、次回は生活訓練施設へ同行させた頂きます。

新宿という日本の中心地で生きているからこそ享受できる環境とのことで、地方にはそうした施設がほとんどなく、全国から訓練を受けに視覚障害を有する方がいらっしゃるそうです。せめて各都道府県に一ヶ所は設置すべきですよね・・

携帯電話のこともそうですし、こうして知らないことを教えて頂けて幸運です。ご縁に感謝です。
それから午前中の件では、なんと新宿区のケースワーカーさんがご本人の自宅出発から帰宅までしっかりと同行してくれました。
こうした職員さんの丁寧な働きぶりに触れられたのも収穫です。

この日の夜は、また別のジャンルの勉強会を兼ねた懇親会をセッティングして頂いておりました。
午前・午後の学びが嬉しくて少々お酒を頂いてしまったのですが、写真をよく見たらビックリ!!(;゚Д゚)!

無邪気に笑ってる自分が愛おしいです(笑)。
酔っ払って忘れていたので写真を見たときにはビックリしましたが、どうやら「あら!死神ーーーッ(笑)」と喜んで写真を撮っていたようです(/ω\)

それではまた明日。