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「新宿区店舗等減額助成ご活用ください&ライブハウスや劇場の支援が始まります!~オリパラ文化観光等特別委員会ご報告2020.06.17~」

2020年06月17日

本日は新宿区議会オリンピック・パラリンピック・文化観光等特別委員会が開催されました。

議案

1 承認第2号 専決処分の承認について
   令和2年度新宿区一般会計補正予算(第3号)中
          歳出第4款 文化観光産業費

専決処分で行われた、補正予算第3号というもののうち、当委員会に付託された部分について承認をするかしないかを・賛否を表明します。

「商工業緊急資金利子補給・貸付信用保証料補助」は問題ないかと思うのですが、「店舗等家賃減額助成」は、家主側に対する助成ということで使い勝手の悪さが指摘され続け、問合せが2300件以上ありながら、助成決定しているのは申し込みが始まって1ヵ月以上経過した現時点で100名。12億円の予算の内、約2800万円の執行です。

やはり、専決処分ではなく、議会の38名のチェックを受けて・議決を経て、より良いカタチにして事業が行われるべきだったと思います。

区内事業者の家賃減額に役立つと考え、他自治体に先駆けてこうした事業を考えたことは評価しますが、内容は改善すべきです。
よって、承認しない・反対としました

※とはいえ、せっかくの事業ですから、ひとりでも多くの事業者の一助として頂きたいです。
申請するのは賃貸人の方ですが、賃借人側から家主さんへ減額のお願いをしやすいようにと区長からのお願い文などの用意もございます。一度内容ご覧ください!
詳しくはコチラ

2 第41号議案 令和2年度新宿区一般会計補正予算(第4号)中
                 歳出第4款 文化観光産業費

新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため、休業要請等の対象となり、収入を絶たれる等の影響を受けた区内の文化芸術施設が行う映像配信の新たな取り組みに助成することで文化芸術施設を支援するとともに、パフォーマンスを発信する機会を提供しようとの思いが込められた事業です。申請期間は7/6~9/30。

今でも芸術家としてのプライドを持って議員活動に臨んでいる私。
張り切って多数の質疑を行いました。

一番気になっていたのが、本当に施設への支援となっているのかという点。
現金給付として休業協力金や持続化給付金があるとはいえ、今回の事業のように映像作品を発信出来ることよりも、各施設が映像配信のために行った設備投資に特化して助成した方が、シンプルだし施設側も助けになるのではと感じています。

映像作品を作って出演料や撮影スタッフ人件費(従業員の賃金の足しにはできないそうです)を支払うことになる仕組みなので、設備投資以外の出費がかさむし、会場使用料分を受け取れるわけではないですし、作品に関して権利関係も考えなくてはならないし・・・複雑です。シンプルな施設への助成となるよう、以後の検討材料として要望申し上げました。

過去の映像配信のための経費については、緊急事態宣言との兼ね合いで4/7以降の出費のみが助成対象とのことだったので、それ以前であっても、コロナ問題初期に先を見越して設備投資をした部分についても助成対象にするよう提案しました。

上限50万円×50件25,000,000円。都のアーティストへの支援事業では4000件を見込んでいたら、初日に16,000件の申し込みがあって第2弾の募集が始まっています。
区の事業にもたくさんのお申し込みがあると、新宿全体が盛り上がります。

業務補助委託料5,000,000円と記載があったので、これは何に使われるのか質問したところ、この事業のために新たなサイトを立ち上げて、今後の新宿の文化芸術の発信基地にするのだそうです。
いいと思います!夜の街という差別的な表現を敢えて使われたり、クラスターの歌舞伎町というようなイメージが喧伝されてしまっていますから、
そのイメージを払しょくできるような芸術作品がたくさん生み出される場にしたいですね。

あ!あと、これまた気になっていた、作品の内容に口出しされないかという問題。
あいちトリエンナーレのような問題が起きないようにしなくては。お金も出すが口も出すというようなことがあってはいけませんよね。
最初の申し込みでは作品内容を問われることはなく、あくまでも区内文化芸術施設・中所企業等要件を満たしていれば先着順で助成は決まるそうです。
作品の内容については、差別的なものや児童ポルノ等々あらかじめ募集要項の中で禁じられる表現を定め、それ以外は自由にのびのびと作品を生み出して貰いたいと。
安心しました。

サイトが立ち上がり、実際に作品が出てきたらまた皆さんにもお知らせしますね。

報告

1 区立博物館、記念館の再開について
2 新宿観光案内所の営業再開について

感染予防対策を実施したうえ、新宿歴史博物館や漱石山房記念館・林芙美子記念館・佐伯祐三アトリエ記念館・中村ツネアトリエ記念館、そして新宿南口の観光案内所が6/16から再開されています。少しづつ足を運ぶ方が増えたら嬉しいです。

以上、本日委員会のご報告でした。
長くなりましたが、最期まで読んで下さった方、ありがとうございます☆