「南足柄市講演会、無事に終えて参りましたヾ(*´∀｀*)ﾉ」

「南足柄市講演会、無事に終えて参りましたヾ(´∀｀)ﾉ」

2021年07月09日

皆さんこんにちは、新宿区議会議員のよだかれんデス。

昨日は、神奈川県南足柄市金太郎みらいホール（可愛い名前の、素敵な劇場でした♡）にて、パートナーシップ宣誓制度導入に伴う講演会「LGBTを知る」に、お招きいただき登壇して参りました。

（人生初の大雄山！頼もしくて素敵な名前の駅です。お相撲さんの名前みたい(*ﾟ∀ﾟ*)）

南足柄市は本年7月1日より制度を導入し、近隣自治体の一つである大井町と相互連携まで組んでいらっしゃいます。

（南足柄市のゆるキャラ・よいしょ君が、レインボーフラッグを持ってお出迎えデス☆
職員の皆さんもネームカードにレインボーバッヂを付けていらしたり、LGBTフレンドリー自治体であることが温かく伝わってきます）

制度未導入自治体である新宿区の区議会議員が登壇するのははばかられる状況なのですが、ここはひとつ、腹をくくっての登壇です(^^;

いつもお伝えしていることなのですが、制度を導入して、たとえ利用者が少なくても、制度を導入しなくてもよかったということにはなりません。導入の効果は、利用者数では計り知れないものがあるのではないでしょうか。

パートナーシップ制度は、子ども・女性・障害者・病気と向き合っている方・外国の方・・・等々、あらゆるカタチの社会的弱者・少数者に心を寄せる自治体であるかどうかがわかるリトマス試験紙のようなものだと私は考えています。

制度の導入は、様々な少数者に心を寄せる自治体であることを住民に知らしめ、行政による承認により性的少数者に心の安定をもたらし、何よりも、性的少数者である子どもたちに、生きる希望を与えます。あなたたちはおかしくなんかないんだよ、病気なんかじゃないんだよ、そのままで大人になっていいんだよと伝えることになります。

その自治体の住民だけではなく、日本中の当事者たちが導入自治体に注目していて、一つ増えるごとに生きていていいのだと希望を強めます。見知らぬ土地の、あったこともない誰かを、導入自治体が救ったり幸せにしているのです。

私の想像など及ばないような、素敵な効果を生じさせていることもあるでしょう。
7月1日時点で110自治体、人口カバー率は37.5％を超えました。

（近隣自治体のイキのいい議員軍団の皆さんも応援に来て下さいました。やぁーーーッ‼幸せ(*˘︶˘*).。.:*♡本当にありがとうございました、心強かったデス。）

同性同士だけでなく、選択的夫婦別姓が認められていない等の理由により事実婚を選んでいる方や、付き合うのはいいが結婚はしないで欲しいと家族に言われている高齢者カップル等も利用できるもの、子どもを含めたファミリーシップ制度など、その形も多様に進化しています。

もっともっと広げて、社会通念を変えて同性婚実現の後押しにいたしましょう！

私のようなトランスジェンダーは、要件があるので限定的ではありますが、性同一性障害者特例法という法律で守られています。

しかし、現在の日本では、同性愛者を守る法律はありません。

LGBT等差別解消法やLGBT差別禁止法などの法律が誕生したり、同性同士で結婚できるようになるなどすれば、彼らも法律で守られるようになります。

様々な少数者の生きづらさが解消されるには、自転車の両輪が回るように、「理解・共感・思いやり等の車輪」と「法律・条例・制度の車輪」、二つの車輪がクルクルと回ることが必要なのではないでしょうか。

日本だけではなく、世界にはまだまだ性的少数者への差別や偏見が溢れています。

死刑になる国、性的少数者を狙い撃ちにして大量の殺人事件が起こる国、最近になって反LGBT法が成立してしまったハンガリー、同性愛者団体のアカウントが削除される中国・・あげればきりがありません。

今の私に大きな力はありませんが、こうしてお声掛け頂ける機会を通じて、少しでも世界を変えることに貢献して行きたいと思います。

（右から加藤市長・星﨑副市長・飯山教育長とパチリ☆自分で言うのもなんですけれど、市長訪問した女優さんみたい( ´艸｀)　市長は、以前大井町での講演会にお越し下さったさいに、こんな素敵なコメントを下さいました
「（制度の導入について）難しく考える必要はない、一人一人がみな平等であること、生きづらい不公平さを感じるならばこれを解消するのは当たり前のこと」
ね！？凄くないですか？！感動しました(╥﹏╥)）