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  • 「本日は全国フェミニスト議員連盟パワーアップセミナーでした~上川あや大お姉様にご登壇頂きました~。」

皆さんこんばんは、新宿区議会議員・行政書士のよだかれんデス。

本日は、所属する『全国フェミニスト議員連盟』のパワーアップセミナーが参議院議員会館にて開催されました。

コロナ感染防止対策で会場は最少人数の参加にして、オンラインでは全国各地の自治体議員が参加してらっしゃいました。70名前後だったそうで、コロナのお陰で?!盛んになったこうした会合の新たな在り方に感謝です。

講座Ⅰ地方自治体でもここまでできる・LGBT 施策の最前線~世田谷区の事例から

第一部はLGBT施策の事例について、世田谷区議の上川さんからお話をいただきました。

 上川あやさんは日本で初めてトランス女性であることを公言して当選した政治家で、当選に当選を重ねて現在5期目。しかも常にトップを争う上位当選・・追いかけても追いかけても背中も見えてこない偉大な大先輩です。
 聡明で舌鋒鋭く、定例会ごとに世田谷区であやさんが実現した新たな施策が新聞紙面を飾ります。あやさんが地ならしして下さったからこそ、私のような性的少数者議員が多数活躍する現在の状況があります。
 一人でも多くの自治体議員の方に、あやさんが実現して来た施策についてのお話をお聴きいただき、各議会において提案して頂きたいと願っていたので本日は感無量でした。
 近年ネット上にてトランスバッシングが吹き荒れているそうで(自分自身はまだ未経験なのです)、フェミニスト対トランス女性という対立構造が生まれつつあるそうなのです。ですが本来、女性・フェミニストとトランスジェンダー・性的少数者は社会における弱い立場にある者同士、手を取り合って諸課題に向き合うべき仲間です。
 トランスバッシングを繰り広げる人々は国会議員へのロビー活動も活発に行っているそうで、こんな状況だからこそ、全国フェミニスト議員連盟のパワーアップセミナーに上川あやさんにご登壇頂く意義はとても大きかったと思います。
 評判も上々で、私はとても鼻が高いです。本日教えて頂いた数々の施策を新宿区でも実現できるよう、私なりに尽力して参ります。

(福島みずほ参議院議員もご参加くださいました。憧れの政治家お二人が目の前にーーーッ٩(ˊᗜˋ*)وパワー満タンです♡)

講座Ⅱ 表現の自由と女性差別

 第二部は千葉県警動画削除の問題をめぐり何が起こったか、何が問題だったのかを、ジェンダー論がご専門の牟田和恵さんから、そして公的広報の手引きに基づき男女共同参画局から、それぞれお話をいただきました。
 ニュースなどで目にした方もいらっしゃると思うのですが、全国フェミニスト議員連盟が内閣府の示す「公的広報の手引き」に反し不適切と考える交通キャンペーンを千葉県警が行っていることについて抗議し、その後動画が削除されたという出来事がありました。
 表現の自由の侵害であるとしてネット上では署名活動が行われたり、共同代表に殺害予告が出されたりという展開になったのですが、私たちが一貫して訴えていることは、表現の自由と関係なく、あくまでも警察という公的機関が内閣府男女共同参画局の「公的広報の手引き」に反した広報を行っていることへの抗議だったという事です。
 手引きでは、広告・広報内容と関係なく女性をむやみにアイキャッチャーにしないよう留意するよう提案しています。
 警察という公的機関が行う小中学生に向けた交通キャンペーンに、大きな胸を揺らし極端なミニスカートを履いて年齢にふさわしくない幼児のような話し方をするキャラクターを起用する必要があるでしょうか?
 本日第二部をご担当下さった牟田和恵さんがご指摘くださった、今回の炎上についての考察が明快でした。
①女性差別撤廃条約への無理解
②女児(女性)を性化することに麻痺してしまっている
という2点。
 日本では、女性は可愛くて従順で無知であることが求められ、物言う女性は許されない。公共空間における女性の表象がそうした誤った観念を増長してしまうのではないでしょうか。男性だけではなく、女性や女児に与える影響も計り知れないのではないでしょうか。
 『フェミ議連が目指す社会とこれからの活動について』という声明文が素晴らしいので、皆さんにも知って頂きたいと思い、ここに転載させて頂きます。少し長いですがお読み頂けたら幸いです。

『フェミ議連が目指す社会とこれからの活動について』

 この間、私たちはいったい誰に向かってメッセージを発する必要があるのかを話し合ってきました。
 「ジェンダー平等でない性的表現物」を公共空間で否応なく見せつけられ傷つけられている女性たち、私たちのあずかり知らぬところで叩かれ晒されているのをSNS上で見て委縮している女性たち、あるいは私たちの状況を見て選挙に出ることをためらっているかも知れない女性たちに、そして、子どもたちを守ろうと日々奮闘している大人たちに声を届けたいと思いました。
 私たちは、子どもたちや少女たち、女性たちを常に性的なまなざしで見る、それに慣れてしまっている社会を変えたい。安心して電車に乗れる社会、自分らしくいられる居場所のある社会。行政こそが率先して、性被害を防ぐためにアクティブである社会。それを目指すからこそ、記者会見を開こうと考えました。
 女性議員が少ないこの国で、議会内外におけるいじめや票ハラ、セクハラもかいくぐって活動している議員はたくさんいます。私たちフェミニスト議員連盟は、これからも、たった一人で、あるいは少数で、議会で頑張っている全国の女性議員たちや、想いを同じくする市民の皆さんと共に、力を合わせてジェンダー平等の実現のために活動して行きます。

男女共同参画局を応援しよう!

 内閣府男女共同参画局の皆さんとの議論はなかなか平行線をたどってしまっているという印象でした。私たちとしては、せっかく有用な内容であり現在も廃止されてはいないとのお言葉を頂いた「公的広報の手引き」を、再び内閣府HPに掲載して頂きたいのですが、現段階では復活させては頂けないようです。
 性的な表現物で炎上するのは大抵民間ではなく公的機関ですから、各自治体の担当者・市民が問題点を認識できるよう手引きを公開して頂く方が世のためです。
 是非皆さんと声を上げて、男女共同参画局を応援して手引きを再びHPに掲載して頂きましょう!!

よい子にあやまる。

 夕方まで研修は続き、その後某国会議員のお部屋に相談・陳情にお邪魔して、くたくたになって帰宅すると、相方がよい子の遺影にお花を飾っていました。
 よい子が虹の橋に旅立って、今日でまる2年だったのです・・私は、忙しさにかまけて、昨日はちゃんと覚えていたのに、今日はそのことを忘れていました。
 そのことに気がついて、泣いてよい子に詫びました。
忙しく活動していることをよい子はきっと喜んでいるから、謝らなくていいのだと相方が言ってくれました。少し救われました。
 よい子、今日はごめんね。
もっともっと頑張るから、ずっとずっと見守っていてね。