皆さんこんばんは、新宿議会議員のよだかれんデス。
昨日、大田区議会議員の奈須りえさんにお声がけ頂いて、「5Gとスーパーシティ~本当にスーパーシティで良いですか?~」に登壇させて頂きました。
私からは、GIGAスクール構想の問題点についてお話させて頂きました。主には昨年の9月議会に行った議会質問についてのご報告です。
ご関心寄せて頂ける方はコチラの報告ブログをお読み頂けたら幸いです。
奈須りえさんは大田区議会でトップ当選をされている人気・実力を兼ね備えた大御所で、憧れの先輩自治体議員のお一人です。
フェアな民主主義を求め、常にアンテナ高く社会問題について発信されています。
(持ち時間は15分。様々なイベントや勉強会等にお招き頂いた際に大活躍のタイマー。
集中していると数字に目をやる余裕はないので、ピピピピーーーッ!と大騒ぎしてくれるこの子を最近重宝してます。
携帯のタイマー機能もあるのですが、やっぱりこの子!!٩(ˊᗜˋ*)و)
国への申入れや省庁へのヒアリングなどにもお誘い下さったりして、様々な経験を積ませて頂いているのです。
昨日もりえさんからスーパーシティの内容や問題点についてのレクチュアをして頂き、お弟子さん?!らしき学生さんからもそれぞれ目からウロコのご報告があり、充実のひと時となりました。
皆さんはスーパーシティをご存知ですか?
国家戦略特区区域が指定され、その中では法律や規制が取り払われ、行政手続きのワンスオンリー、キャッシュレス、自動走行、自動配送、遠隔治療、遠隔教育などの取組を分野横断的なAIやビッグデータの仕組みを活用して実装するというものです。
わぁ、夢のようだわーーーッ☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆
という方は、相当おめでたい・・・否、相当国を信頼しているという事になるのでしょうか。
安倍元首相が指示を出し、国による儲け話には必ずと言っていいほど登場する例のアノ竹中平蔵氏が勿論中心メンバーとなって進められています。これだけの情報でも多くの方が疑念を抱くことになるのではないでしょうか。皆のもので一部の人たちに利益を集中させてきたゴールデンコンビですから、用心しなければいけません。
スーパーシティでは、私たちから吸い上げられる情報で一部企業が利益を上げる仕組みとなっています。国会や地方議会のチェックを受けることもなく様々なことが決められます。法の下の平等は適用されず、一国二制度のような状態となります。
経済状況、何にお金を使ったか、いつ誰にあったか、健康状態や学習状況や成績、思想信条などが丸裸となるわけで、そのようなスーパー監視シティで人は本当に幸せに暮らせるのでしょうか。
私は怖いなと思います。人権がしっかりと守られ、国が憲法を守り、公文書を改ざんしたり破棄したりされることがなく、犯罪を犯せば権力にある者も法に従って罰せられる。そんな国であれば話は別かも知れませんが・・。
カナダでは、トロントで実行されようとしていたスマートシティ計画が住民の反発と利益を上げられないとの企業判断により頓挫しました。
おとなしい日本人の場合、もしかしたら割と簡単に実現されてしまうかも知れません。現在仙台市、浜松市、松本市、大阪市(大阪は府も。さすが維新府政です。)等31もの自治体がこの構想に応募しています(;゚Д゚)!
(内閣府国家戦略特区HPより)
現時点では各自治体の提案内容に専門調査会が満足せず、もっと大胆な内容を求めているとのことで、住民ニーズを無視した一部企業がより大きな収益を上げられるような内容に変えられてしまわないか危惧しております。各自治体住民・議員の皆さん、大丈夫ですか?
他人事ではありありませんね、私たち東京都民・新宿区民も用心して目を光らせていなくてはなりません。
一人一人に拒否権はありませんから、住民の安全安心や幸福よりも企業の利益を優先する事業にNOを突きつけられる首長を選んでいないと、こうした際に大変なことになるわけです。
また、スーパーシティ実現のために必要なのが5Gという事になります。
これまでの4Gよりも基地局から電波が届く距離が短いため、桁違いの数の基地局が設置される必要があります。実現可能性も疑わしいですし、それだけの高周波電磁波に被ばくして本当に人体に影響がないのでしょうか?国は勿論電波防護指針にのっとっているから安心というのでしょうが。
携帯電話等に用いられる高周波電磁波について、IARC(WHOの国際がん研究機関)はグループ2B(発がんの可能性があるかも知れない)に分類しています。
スーパーシティ、是非多くの方に関心を寄せて頂きたいと思います。
それではまた明日。