「放射線育種米 あきたこまちRの勉強会へ参加してきました・・(´Д`;)」
2023年11月15日
昨日、参議院会館で行われた「放射線育種米 あきたこまちR 何が問題なのか」に参加して参りました。
よだかれんライブ!にて視聴者さんからリクエストを頂きながら、知識を持ち合わせておらず勉強したいなと思っていたところでお声がけを頂き、渡りに船とはせ参じました。
米産県である秋田県としては、どこよりも早くカドミウム低吸収性品種を導入し、従来の「あきたこまち」から「あきたこまちR」に切替えることで、国内外の消費者に、これまで以上に安全な米を安定的に供給するためと、導入する秋田県は発信しています。
かつて富国強兵政策により兵器生産のために日本各地で鉱山開発を行い、日本中にカドミウム汚染が広がり、世界最大級の汚染被害者を生み出した。イタイイタイ病ですね。
戦後も電池などに利用され続け、世界で利用禁止とされる中、日本は2000年まで世界一の使用量であった。
そうした背景により、汚染対策地域ではカドミウム汚染米対策が取られており、検査の結果汚染されている米は国により買い取られてきたが、2011年2月に国による買取事業終了となり、現在は交付金により地方自治体の負担となっている。
(あまりにもヘビーな内容なので、癒されるちび太郎写真を。今日もお寝坊さんでした♡)
そして今、カドミウム汚染米をなくすため(補償金をなくすため?)、カドミウムの吸収をおさえられる「あきたこまちR」というお米が誕生し、秋田県ではすべての地域でこれからは「あきたこまちR」を生産することとするという。
重イオンビームという放射線を照射して突然変異を起こさせ、選抜を繰り返し育成された品種で、突然変異は自然界でも起こっていることだから安全性に問題はないと国はいう。
安全性についての議論はさておき、問題なのは表示を単なる「あきたこまち」としようとしている点。消費者が食べたくなくても、これまでの「あきたこまち」を選べなくなってしまう。
「遺伝子組み換え食品ではない」という表示を実質的にできなくさせたり、ゲノム編集食品に表示義務を付さなかったり。その流れですね。
(ちび太郎はいつも相方の腕の中で眠ります。私には腕枕させてくれません(┯_┯)なんで?)
秋田県のHPでは、いかに「あきたこまちR」に問題がないかをアピールしていますが→水稲新品種「あきたこまちR」を紹介します!
「同じような品種が2つ流通することは混乱を招くとも言っているよ。」と、やはり表示からRを抜こうとしているかのような文言や、
「もちろん、遺伝子操作した米ではないから有機栽培としても認められるし、例えばEUなどにも有機農産物として輸出できるんだ。」となかなかな文言もあったり、
はたまた、Q&Aには名前の表示もなしに【国立大学名誉教授(専門:植物遺伝育種学)の御意見】が採用されていたり、
「あきたこまちR」に関する有識者の見解」という資料では、なぜかその専門家の実名が記されることなく、『水稲育種専門家(県外在住)』とされているなどなど…
突っ込み所満載です😅
なにはともあれ、今回の勉強会でちいさな一歩を踏み出しました。
ライブ配信でリクエスト・情報提供して下さった視聴者さんのおかげです、ありがとうございました!
引き続き学び、注視し、発信して参ります。
(農水省さん、僕が見張っているよ・・とでも言いたげなちび太郎♡ ホントは定位置でお座りをしてご飯を待っているだけです(笑))