「 布施祐仁さんご講演&映画 私の想う国。」
2024年12月21日
ここのところは週末であっても大人しくお家で療養に努めておりましたが、本日は朝早くから吉祥寺まで💦足を運んでお勉強して参りました。
作家の落合恵子さんが主宰の『くれよんはうす』の朝の教室です。
ジャーナリストの布施祐仁さん、私、大ファンでございまして。
まだまだ右目が見えない状態ではありますが、ルンルンと駆けつけてしまいました( ´艸`)
私の大切な故郷の沖縄を含む南西諸島が現在着々と軍事要塞化されていることを皆さんご存じでしょうか?
もちろん沖縄県民や日本国民を守るためではございません。
日米同盟をより強固なものにするべく、台湾有事を引き起こし、沖縄・日本を捨て石にしてアメリカ軍需産業を潤わせるためでしょうか。
沖縄県の与那国島や石垣島、多良間島など先島諸島の住民ら計12万人を九州地方に避難させる計画が発表されていますが、本当にそんなこと可能ですか?
12万人分をどこに住まわせるのでしょう?まさか災害時のように各所の体育館で雑魚寝?
そもそも、九州どころか日本中が中国本土からの長距離ミサイル射程圏内ですがどこに安全な非難先があるのでしょう?
そして在日米軍基地の70%以上が存在する沖縄本島の130万県民はどこに避難させてくれるのでしょうか?
布施さんの解説をお聞きするだけで日本政府への怒りが湧いてきます。是非皆さんも、布施さんの新著『従属の代償』をお手に取って頂けたらと思います。
ミーハーな私、恥ずかしながらご著書にサインをして頂きました・・(/ω\)
『経済的徴兵制』もお勧めです。
とにかく、日本はいくら軍事費を倍増して立派な武器を揃えようとも、戦争を出来るような国ではありません。
食糧自給率は38%、エネルギー自給率は10数パーセント、現地に送られる自衛官は充足率70%。食べ物もエネルギーも人も足りていない我が国。
他国はわざわざ日本に攻め入って来なくても、食べ物やエネルギーの輸出を止めればいいだけです。いざとなったら、海岸沿いに50基以上ある原発に1発命中させたら日本終了。
政治家の役割は、戦争を起こさせないこと。国民を飢えさせないこと。
勇ましいことを口にする政治家を支持する国民も多いようですが、彼らは戦地には行きません。戦地に送り込まれるのは、あなたやあなたのお子さんお孫さんです。
また、戦地に送られる人々だけでなく、国内で被害を被るのも一般国民です。
被団協の田中熙巳さんはノーベル平和賞スピーチで、「原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていない」と繰り返しましたよね。
彼らだけではなく、空襲被害を受けた人々も同様で、国は訴訟を長引かせ、高齢化が進む彼らの命が尽きるのを待っています。
『受任論』、皆さんは受け入れられますか?私はお断りです。
さて、せっかく吉祥寺まで出てきましたので、講演会の後は美味しいフィッシュバーガーで腹ごしらえをして、気になっていた映画を。
『私の想う国』。
チリの2019年民衆蜂起、左派大統領誕生。恥ずかしながら初めて知りました💦
デモに参加している人々がリズムに乗せて叫ぶ、「沈黙するのは共犯者」という言葉が胸に突き刺さります。
この先どんな世の中になろうとも、おかしいと思うことはおかしいと口に出来る自分でありたい。
そういえば、クレヨンハウス主宰の落合恵子さんが、本日の布施さんの講演後確かこんなような主旨のことをおっしゃいました。
「昨今の状況は絶望を感じるという思いもあるが、悲観と楽観の間を揺れてもよいのではないか」
・・・そうですね。諦めずに、楽観と悲観の間を揺れながら訴え続けて参りましょう!
久しぶりの週末の雑踏にドキドキしながら、学び大き一日となりました。