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「本当にスーパーシティでいいですか?~奈須りえ大田区議&参議院議員福島みずほさんとともに~」

2020年10月20日

先日のちい声活動報告会でもお話したように、隙あらば(笑)参議院議員会館・衆議院議員会館で行われる勉強会や集会へ参加するわけですが、本日は参議院議員会館にて行われたコチラの勉強会へ行って参りました。大田区議の奈須りえさんが企画して下さり、参議院議員の福島みずほさんがお部屋を取って各省庁の(内閣府・総務省)担当者をお呼びくださっています。

憧れのお二人の勇姿にパワーを頂戴いたしました。
ドキドキしながら官僚の皆さんに質問投げかけましたーーッ(´ε`;)

私たち国民がぼんやりしている間に、国やお金儲けをしたい人々はちゃっかり皆のもので勝手に収益をあげられる仕組みを作り出します。
これも毎度おなじみ!!民間議員というよく分からない肩書きをお持ちの竹中平蔵氏の肝いり事業です。

お時間のあるときに内閣府のスーパーシティについてのHP覗いてみてください→https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/supercity/openlabo/supercitycontents.html

簡単に言えば、私たちのあらゆるデータを企業が勝手にシェアし合って収益を上げます。
思ったより収益が上がらなかったら勝手に放り出すことも出来ます。

HP内の説明動画が傑作です。スーパーシティがなんなのかを分かりやすく伝えているのですが・・けっこうな恐怖動画となっております(°д°)

田舎の一人暮らしの高齢者が、病院へ行くためにスマホで無人タクシーを呼び出します。すでに無理のあるシチュエーションです。

→病院に到着すると、支払はボランティア・ポイントで行います。そうです、スーパーシティでは、本来賃金で支払われるべき労働対価がボランティアという美名の下、その地域でしか使えないポイントを与えられます。菅政権で叫ばれている自助!共助!が実践されるわけですね。公助なんて期待するなよ!!

→さぁ、病院に入ると出迎えるのは人ではなく、モニターです。「3ヶ月ぶりですね」顔認証で管理が行き届いていますから保険証や診察券なんて必要ありません。あらゆる健康状態も各社でシェアされるので、かゆい所に手が届くように各種営業連絡が山ほど受け取れますよ。

→医師との面談中に、都会で暮らす息子からテレビ電話が!電子カルテ画面に登場です。そうです、主人公が知らせてもいないのに勝手に行動通知が息子の下に送られているのです。なんて親切なんでしょう。受信歴は完璧に把握されますから、セカンドオピニオンなんて求めさせてもらえません。贅沢言うな!ってなもんです。

→支払は勿論機械相手に顔認証でキャッシュレス。銀行と連携が取れているので安心です。預金が底を付いていたら?ご安心下さい、事前にデータ共有出来ていますから、診察なんて受けられないようになっていますから。

→ここで気の利いたコメントが流れます。「スーパーシティでは、これまで見られなかった情報をお互いに見られるようになりますよ!!」
ひぇーーーーーーーッ(꒪ꇴ꒪|||) ま・る・は・だ・か。タイミングの良いコメントに爆笑しました(笑)

あぁ恐ろしい・・・
え?何がそんなに怖いんですか?かれんさんは知られたら困ることでもあるんですか?めっちゃ便利そうでいいじゃないですかぁ(⌒▽⌒)と感じる方もいらっしゃるんですよね、羨ましい。
私もそんな感性だったらもっと生きやすいでしょうね・・残念です。

こうしたスーパーシティを誕生させるため、企業と自治体が手を組んで国に立候補をします。
すると内閣総理大臣が認定し、概要が公表されます。そして国(内閣府)+首長+企業=区域会議が出来、住民合意が図られます。

自治体議会議決・住民投票など、合意確認方法はなにしろ区域会議次第でどうにでもなります。

おや?順番が逆ですよね。本来は住民同意が得られてから国に立候補したり認定されたりしなくてはならないと思うのですが、スーパーシティではそんなの関係ネェ!!by小島よしおさん。

なにしろ区域会議次第です。住民が選んだ議員・議会よりもずっとずっと上の立場ということになりますね。そこに住む住民情報で儲けようというのに、住民の意思や住民代表の議会はそんなの関係ねぇ!!(しつこい?)

まぁ現在でも、国民に選ばれた国会議員よりも民間議員とやらの竹中平蔵氏の方が格上の扱いで権勢をふるっていますから。

「区長がいいと言っても私は嫌です。私の分だけデータを抜いて下さい」なんてことはもちろん許されません。区域会議がいいと言っているんですから。

都道府県のみならず、区もスーパーシティに名乗りを上げられるんです。区議会の議決なんて不要なんです。区議会どころか国会も関係ないですから。

聞いているだけでも恐ろしい・・・コロナ渦中の5月に法改定が行われています。
菅政権が進めているデジタル庁も連動していますよね。

のんきに「日本はデジタル化後進国なんでしょ?いいことじゃない、デジタル庁♪」なんて考えていてはいけません。

不断の努力を怠っていると、権利や自由なんて簡単に掠め取られてしまうのではないでしょうか。
5Gは電磁波問題に意識を奪われがちですが、スーパーシティにおける個人情報取り扱いにも大いに絡んできます。

多くの皆さまにも関心を寄せて頂けたらと思います。いつもこうした大切な問題を提供してくれる奈須りえさん・福島みずほさんに心から感謝いたします。
それではまた明日。