日々ニュースを目にするたびに、目を耳を疑う今日この頃ですね。
参院選の際、私はこう訴えていました。
「日本は戦争したくてもお金も人もモノも足りていない。日本ができるのは他国に脅威を与えず仲良くすることだけ」
元陸上自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄さんにご教示頂いた知識をフル活用したものです。
その時には想像もできなかったほどのペースで岸田政権が大暴走ちうで、まるで悪い夢でも見ているようです。
抑止力?反撃能力?
防衛費増額や攻撃能力保有については参院選時にすでに政策の中に入っていたとはいえ、あまりにも急転直下の予算論議です。
軍備増強・集団的先制攻撃能力(自国が攻撃されていなくてもアメリカ様のために、他国に対し先制攻撃をすることになります)について賛成する人が(調査によっては)過半数を超えることに眩暈がしますが、
賛成する皆さんは増税に異議を唱えることは出来ません。増税せずに軍備増強できると思うほうがビックリです。
それでも本当に軍備増強・集団的先制攻撃能力保有に賛成なのでしょうか。
軍備増強が抑止力になることはありません。終わりなき軍拡競争を招くだけです。
相手が攻撃する準備に入ったら攻撃してもそれは反撃だなんてへ理屈、ヘソで茶が湧かせるほど笑いますよね。
じゃぁ日本がその「反撃」とやらの準備に入ったら、その段階で相手も同じように「反撃」してきますよ。それを、我々が攻撃準備に入っていたからあれは反撃ですなんて言います?
先制攻撃と判断しますよね。イタチごっこになるだけです。
国民を戦争に誘導するのは簡単で、他国に攻撃されそうだと言えばいいそうです。
反対する人のことを愛国心がないと言えばいいのだそうです。
まさに今の日本ですね。
エネルギー自給率、食料自給率
さて。
「日本は戦争したくてもお金も人もモノも足りていない」はずでしたが、大増税でお金は工面できるとして、モノ(エネルギーや食糧)はいかがでしょうか。
日本はエネルギー自給率は十数パーセントしかないので、とりあえず原発再稼働&耐用年数をはるかに超える60年使用許可というウルトラCをひねり出しましたが、これもまた悪夢のシナリオです。大好きなyoutube 西谷文和さんの「路上のラジオ」に出演された小出裕章さんの「60年使っている飛行機に乗りますか?」というお言葉に納得です。
また、他のエネルギーである石油、天然ガス、石炭など、他国と仲良くせずに売ってもらえなくなったらどうするのでしょう?
食料自給率30数パーセントの身で、他国と仲良くせずに食べ物を売ってもらえなくなったらどうするのでしょう?
えらい人たちやお金持ちは大丈夫でしょうが、私たちは?
自衛隊員充足率
「日本は戦争したくてもお金も人もモノも足りていない」はずの我が日本・・人はどうでしょう?
・・・ご安心ください‼
このままであれば職にあぶれる人がこれから続出しますので、経済的徴兵で一発解消ですね。
30年デフレのこの状況で増税です、ますます経済は悪化して失業者が続出しますから。
岸田首相は増税の時期は未定と先延ばしにしましたが、来年10月には実質増税であるインボイス制度が開始され、500万とも言われる免税事業者が廃業に追い込まれて職にあぶれます。
劣悪な待遇が問題視されている介護や保育業界が待遇改善を図ることなく人材を補充でき、戦地に送られるような下の階級の隊員充足率が70数パーセントの自衛隊もこれを機に一定数は確保できるでしょう。
悪夢のような自民党政権
私にとっては悪夢のような状況も、自公政権にとっては夢のような状況ということになりましょう。改憲しようと思えばできるけれど、そんな面倒なことをせずに次々と閣議決定で目標を叶えています。
それにしても自民党ってもってますよね。
我々はコロナのせいで生活が苦しくなったかのように思わされていますが、その前から日本は着実に貧しくされていて、消費税が10%に上げられてとどめを刺されていたようなものです。それなのにコロナがやって来て、その事実はかき消された。すべてはコロナのせいにできた。
原発もそう。原発推進してきたのは自民党なのに、3.11の事故の際には下野していて責任を免れた。
自民党って、持ってますね。
でも、諦めたらお終いです。
チカラヲ、ツケネバ。
(今日は防衛ジャーナリストの半田滋さんのお話をお聞きしてきました~敵基地攻撃と日米一体化 防衛費倍増は国民負担に~)