「主権を取り戻すわよ!~沖縄狂騒曲 鑑賞とNDシンポジウムに参加して~」
2024年02月10日
皆さんは日米地位協定についてご存知ですか?
本日は学びを深めるために、午前中に話題の映画「沖縄狂騒曲」を鑑賞し、
午後は新外交イニシアチブ(ND)が取り仕切る、沖縄県主催のシンポジウム 「日米地位協定の改定に向けて-他国の地位協定との比較で見えた展望-」に参加して参りました。
日米地位協定とは、日米安全保障条約を受けて定められた、米軍の日本における施設や区域の使用やあり方についての条約です。
1960年に締結されて以来、数々の事故や事件が起こりながら一度も改正されず、世界水準で見ても異様に不平等な条約なのです。
在日米軍に対して国内法が適用されず、基地への立入り権もなく、日本中どこにでも基地を作ることが出来、訓練や演習にも規制が出来ません。航空機事故などが起きても操作する権利も日本にはありません。
つまり、日本の主権が失われている。
保守を名乗る皆さんはなぜ何も言わないのかしら?不思議です。
米軍は世界中に展開しているけれど、ドイツ、イタリア、イギリス、フィリピンなど、他国の米軍基地では当該国内法が適用され、立入り権があったり自国の司令官が常駐したりしているそうですよ。
訓練・演習は厳しく規制され、当然航空機事故は自国が主体的に関与し、米軍の活動をコントロールしているそうです。
Why japanese peopleーーーーッ!?
私たちはこの異常性を認識し、主権を取り戻さなければなりません。
いつまで属国、植民地のような振る舞いをするのでしょうか?
沖縄に多くの負担を押し付けられているから自分たちには関係ないとでもいうのでしょうか?
在日米軍基地は日本を守るためにあるのではなく、米国本土への攻撃の防衛ラインであり、米国と対立する国から見れば攻撃対象施設です。
真っ先に巻き添えにされるのは、沖縄県民です。
私たちは主権国家なのですから、米軍基地が沖縄県を始め日本中に我が物顔で存在するのはおかしいのです。
せめて日米地位協定を改正し、他国同様に国内法を適用し主権を取り戻すべきです。そして沖縄の過度な負担を取り除く。
経済が基地に依存しているというのはデマで、県民総所得に基地関連収入が占める割合は2019年度では5.5%しかないそうです。
普天間が世界一危険だから辺野古に移設するというけれど、移設ではなく撤去すればいいだけです。
美しく貴重な生態系を破壊し、その危険を辺野古の集落の人々に押し付ける必要はない。辺野古新基地は不要です。
3600億円としていた予算は沖縄県の試算では2兆5千億円となり、しかも軟弱地盤が見つかって完成の可能性は疑わしい。
完成できないのが分かっていても代執行まで行って強行し続けるのは、麻生太郎氏関係の麻生セメントに利益を献上するための利権工事だからなのでしょうか。
小学6年生から高校1年生までの青春時代を沖縄で過ごし、政治家になってからも辺野古を実際に訪れている私は、映画を見ている間中怒りで気を失いそうでした。
「沖縄狂騒曲」には我らが太郎さんもちょっぴり出てきますので、是非とも劇場に足をお運び頂きたいと思います。
シンポジウムには沖縄県知事の玉城デニーさんも登壇されるとあって、東京からも応援しているよとの思いを伝えるためにたくさんの人々が飯田橋の会場を埋め尽くしました。
デニーさんの、「私たちは政府と対立していると思っていません。ずっと対話を求めているだけなのです」という言葉に胸が熱くなりました。
属国として振舞うのではなく、対米追従姿勢を貫くのではなく、対等な友好国としての関係を再構築する。
その上で中国やASEAN諸国と立体的に平和関係を構築する。
私たちの選ぶべき未来です。ね、ちび太郎!
会場に向かう道すがら、「あ!よだかれんさんですよね?!新宿区長選で投票しました!」と青年からお声がけいただき(会場が新宿区と文京区の境あたりだったので)、
シンポジウム会場でも何人かの方から「よだかれんさんですよね?れいわ支援者です、応援しています!」「平和について訴えていらして、美しくて(ホ、ホントに仰ったのです( ´艸`))素敵です、頑張ってください!」などなどお声がけ頂きとても嬉しかったです。
はい、力合わせて参りましょう‼