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「バンクーバー・インクルーシヴ教育スタディツアー6/6日目~ありがとう、そしてまた会う日まで、さようなら ~」

2023年04月11日

いよいよ研修最終日となりました。
ブログでのご報告もこちらで最後となります。

あまりにも日々が濃密で、一日分書くのに何時間もかかってしまったため、日本に帰ってから書き上げるのに1週間以上かかってしまいました(*゚O゚*)

この時期のバンクーバーはずっと雨か曇りだよと言われていたのに、研修期間、奇跡的に連日快晴に恵まれました。

移動が激しい日程にもかかわらず参加者には車いすユーザーもいらっしゃったので、皆で「よかったよかった、日頃の行いだね~(誰の⁈)」と言い合っていたのですが、最後の日はこんな感じ。

寒くて小雨で、現地主催者の皆さんは「これぞバンクーバーですよ!」とどことなく嬉しそう⁉でした٩(ˊᗜˋ*)و

しつこいようですが、バンクーバーではあちらこちらで桜がお出迎えしてくれました。
この日も曇り空にピンクが映えていました♡

本日は午前中はブルッソン脊髄センターの視察、午後はまとめの発表会で締めくくりです。

ブルッソン脊髄センター

本日も皆でワイワイと公共交通機関を使って移動したのですが、車いすを押させて頂いていたところ、電車の車両に乗り込む際に前輪が溝にはまってしまいユーザーさんにご迷惑をかけ、見守ってくれていた支援者さんに助けられるというハプニングがありました。

段差がなく隙間もほとんど無いのに・・油断禁物、反省です。

前輪を上げてウィリーのような体制で車いすを推し進めるのがなかなか難しいのです。支援になれている方はそのままずんずん進めるということで驚かされます。

こうした経験をさせて頂けたことも今回のツアーの収穫です。

外が結構な寒さで、センターにたどり着いてあったかくてほっとしている様子をパチリ☆


(あったかぁい♡)

脊髄を損傷すると必ずこちらを訪れると言われているほど有名な施設で、世界中から医師や研究者がやってくるのだとか。この日は、日本からいらして当センターで働いていらっしゃるS先生と、到着したばかりというH先生がガイドをしてくださいました。

この大スロープが名物らしく、圧巻です(゚o゚;

先ずはジムを案内して頂きました。

ジムでのトレーニングがどのような効果を生むのか研究がなされており、参加者は研究に参加するということになるそうです。医学生が授業やボランティアの一環で一人一人に特化したプログラムを組むということで、90名以上の学生が登録しているそうです。

利用者さんがたくさんいらしてほとんど写真を撮れなかったのですが、広いジムの中に様々な種類の器具が設置されています。

車いすに座ったまま上半身をトレーニングできます。

1階は公共スペースとジム、車いす研究等、2階はクリニック、3階はリハビリ施設や研究ラボ。こちらで開発されたトレーニング機器がジムに設置されてもいます。

自分自身が脊髄を損傷し、車いすユーザーとなる可能性だってあるわけです。こうしたセンターは日本にはまだまだ少ないとのことですので、そもそも人口比あたりの病院数も少ないとお聞きしているところでもあり、今後学びを深め、発信や提言を行えたらと思います。

最後の研修~答えのない教室プレゼン~

午後、水上バスでまたまたノースバンクーバーへ。初日にユニバーサルトイレで衝撃を受けたのと同会場、キャピラノ大学ロンズデール校舎です。

テイクアウトで買ってきた温野菜ランチボックス。美味しくてヘルシー、そしておシャンティ♡
あごが痛くなるほどボリボリと一生懸命咀嚼しました(笑)

グループワークで1週間学んだことをシェアし合いましたが、何しろこのようなブログ報告でさえも1日分で何時間もかかるほどの濃密な学びの日々だったので・・・(^O^;)

その場ではまだまだ研修気分が抜けずに、なかなかアウトプットできず消化不良となってしまいました。短期目標・中期目標・長期目標を立てるという課題もあったのですが、まだ自分の中で明確には出来ていない状態です。

しかし、帰国して1週間かけて振り返りながら報告ブログを書き綴るうちに見えてきたものがあります。

障がいのある子も一緒に学べるようにしましょうというだけではなく、排除される可能性のあるあらゆる子どもたち・人々に資源や機会への公正なアクセスを提供する。

そこにいていいんだよと、みんなを安心させてあげられる社会を生み出したい。

更に自分自身も「排除される可能性のある人々」のうちの一人であると気が付くことが出来た。自分自身も安心できる社会にしたい。

このバンクーバーのように、「EVERYONE IS WELCOME」といえる人に、私もなりたい。

英語を駆使してどこにでも出てゆけるようにして、良い制度を見つけて日本に取り入れて、日本の良い制度を世界に紹介したい。

 

バンクーバーでの1週間、期待していた以上の素晴らしい体験をしました。これからの活動にしっかりと活かして参ります!

送り出してくれた木村英子参院議員、主催して下さった皆さん(バンクーバーPRO-Dツアー)、個性溢れる参加者の皆さん、スピーカーや受け入れ機関の皆さん、地元をフル稼働で案内して下さったYさん、そして出会ったすべての皆さんに感謝申し上げます‼

ありがとう、さようなら。

翌日、朝一で帰国です。
またまた快晴‼おなじみの窓からの景色も見納めです。

朝食付きにしてよかった‼毎朝美味しいご飯を食べられたおかげで元気いっぱいに過ごせました!


(梅干しじゃないですよ(笑)いちごジャムです!)

おかゆ代わりに毎朝食べた温かいオートミール?胃腸元気の元でした!

毎朝飽きもせずに名物のサーモンとマッシュルームをモグモグ。最後にももちろんモグモグ。

やや古くて?建物はこじんまりとしているけれど、お部屋は広く快適で、窓からの眺めも良く、朝食ビュッフェが地元の人にも人気のようですし、あちらこちらへとアクセスも良く、リーズナブルでお勧めです。

バンクーバーへお越しの際にはピナクルホテル・ハーバーフロントを選択肢の一つにしてみてください。

空港へ向かうスカイトレインの駅に行く道中にパチリ。海と雪山の美しい光景もこれで見納め。

バンクーバーの桜にもお別れ。

センスのいい広告の数々にもお別れ。

車体にTOKYOの広告。なんか嬉しい。

20年以上前に来た時にもあった気がする、空港に飾られた先住民のオブジェにもさようなら。

もっと英語を上達させて、また来ます。
ありがとうバンクーバー‼そしてしばらくの間、さようなら。

全6話のスタディ・ツアー報告ブログ、お読みくださった皆さん、お付き合い誠にありがとうございました<(_ _)>

地方統一選が真っ盛りで、私もあちらこちらと応援に飛び回ります。応援演説の中にもツアーの経験を織り交ぜて参りますので、どうぞ楽しみになさっていてください。