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「子どもの日だから、またまた叫びます。STOP共同親権!STOP面会交流強制!~”実子誘拐・子どもの連れ去り”ではなく”子連れ避難”であり、”虚偽DV”ではなく”証明の難しいDV”です~」」

2021年05月05日

皆さんこんばんは、新宿区議会議員のよだかれんです(*゚▽゚)ノ

GWも最終日となりました。
いかがお過ごしだったでしょうか。

今日は子どもの日ということで、もはやライフワークのようになっている共同親権法制化の問題点についてしつこくお話させて頂きたいと思います。

単独親権ではパパやママでいられなくなる?

現在日本では、婚姻中は共同親権で、離婚後は単独親権にして子どもを育てる仕組みです。これを離婚後も共同親権にする方が子どものためになるのだと訴え、激しく活動する方々がいらっしゃり、単独親権制度は違憲であると裁判まで起こしています。

東京地裁では、民法で定めた単独親権の趣旨は、離婚後の父母の関係が良好でないことを前提に、子どもの教育などで適切な判断ができるようになる点にあるとし、「立法目的に合理性が認められる」と判断されました。
単独親権、違憲と認めず 国賠訴訟、原告男性敗訴―東京地裁

それはそうだと思います。もはや共同で子どもを養育していけないほど関係が悪化したからこそ、離婚するわけですから。

もしも共同親権制度が取られるようになれば、重要事項を決定するたびに別居親の同意を得る必要が生じます。住む場所、子どもの進路、医療行為、宗教等々。

ということは、DV被害親子は、その被害から永続的に逃れることが出来なくなることを意味します。そして子どものために適時適切な決定が出来なくなることを意味します。

つまり共同親権制度は、DVから被害者が逃れることを許さず、子どもの福祉や利益を損なう制度と言えます。

推進する人々はDV家庭は除くといいますが、現在家庭裁判所では、DVがなかなか認められず、認められたとしても非常に低く評価され、面会交流が強制されているのが状況です。多くの親子が苦しめられています。たくさんの、生の声をお聴きしています。


(当事者の方から頂いた贈り物。お鼻を押すと、「Wow!You are the special!」と言ってくれるんです☆元気がないときは押しまくって励ましてもらってます( ´艸`))

このような状況で共同親権が法制化されれば、ほとんどのDVの存在が認められず、共同親権を押し付けられてしまいます

共同親権推進の人々は、単独親権制度では別居親は子どもと永遠の別れをしなくてはならなくなる、パパやママでいられなくなるという主張をしますが、それは誤りです。

単独親権制度のもとでも、信頼関係を保てている家庭では共同養育をしています。
面会交流に関しては、子どもが嫌がろうが体調を崩そうがDVがあろうが原則面会交流が実施され、被害親子を苦しめているのが現状です。

それでも会わせて貰えていないという事は、よほど明白な身体的DVがあるなどの強い事情が推察されます。

なぜ単独親権ではなく共同親権を求めるのか

また、事実婚家庭は単独親権となりますが、幸せな共同養育を実現していらっしゃいます。そうした人々が単独親権では問題があるとして、共同親権を求め夫婦で裁判を起こしたという事は聞いたことがありません。

おかしいですね。
それなのに彼らはなぜ、共同親権を求めるのか。
自分こそが親権者に相応しいと主張し、子どもを育てたいと主張するのなら分かります。
そうではなく、なぜ共同親権を求めるのか。

それは、支配する対象を持ち続けたいからではないでしょうか。
DVの本質は、恐怖による支配なのだそうです。そのことを知り、合点が行きました。

彼らは、元妻や子どもをずっと自分の支配下に置きたいのではないでしょうか。社会で威張れない・もしくは社会では良い顔をしていたい分、自分より弱い女性や子どもに威張り散らし続けたいのではないでしょうか。

共同親権になれば居所を伏せて暮らすことが出来なくなり、重要事項決定のたびに口出しを・嫌がらせを出来ます。

違うというのであれば、なぜ親権を主張し、自分の手で子どもを育てたいと言わないのか。
口汚くののしり、お前に子どもを育てる能力などないと言いながら、なぜ自分が育てると主張しないのか。なぜ自身の単独親権でなく共同親権を求めるのか。

主に子供の面倒を見る側にメリットはなし

食事を用意する、食べさせる、着替え、入浴、宿題、習い事、送り迎え、掃除、洗濯、社会のルールや交通ルールを教える、健康維持、話し相手、遊び相手・・あぁ、私には想像できないほどの大変な労力を主に女性である主たる監護親が担います。

そこは負担せずに、子どもの意向を尊重せずに、自分の都合の良いときだけ面会交流を求め、重要事項決定の際に拒否権を発動できる・・支配欲を満たしたい別居親にとってはメリットが大きいでしょうが、監護親や子どもにとってはデメリットしかありません。

子どもの安心安全を守るため、私は離婚後の単独親権制度を支持します。

子どもたちに、身上監護を担わない大人の関りに混乱させられることのない、安定した監護環境を与えることが必要です。そのためには、監護者を加害者から守り・経済的困窮に陥らせない政策が求められます。

子連れ避難と証明の難しいDV

最近では「実子誘拐」「子どもの連れ去り」という言葉がメディアで喧伝されますが、これは誤りであり・印象操作ではないでしょうか。実際には「子連れ避難」です。

ある日突然妻が子どもを連れ去った・・というようなニュースが散見されますが、それはある日突然ではなく、ずっと長い間DV等に苦しめられて来た被害者親子が、遂にその日、やっとの思いで勇気を振り絞って被害から逃げ出したのではないでしょうか。

子どもを連れて逃げれば実子誘拐だの子どもの連れ去りだのと言われ、子どもを置いて行けば育児放棄だと責められる。そんなバカな。

虚偽DVという言葉も流布されていますが、それは証明が難しいDVということです。

診断書を出して貰えるような身体的暴力ではなく、長時間説教したり暴言を吐かれたり、お前はダメな女・馬鹿な女だと罵り続けられるような精神的DVは、証明が出来ないから虚偽DVなのでしょうか。

セックスや口淫を強要する性的DVは妻なら我慢しなければいけないのでしょうか。生活費を出して貰えなかったり、実家や友人とのかかわりを断つよう強要されたと事実を述べることは虚偽DVなのでしょうか。

顔も名前もさらけ出せる声が大きい者の主張ばかりを垂れ流すメディアも、暴力の加担者です。
居所や身元が特定されるのを恐れて声を上げられない、息をひそめるように隠れて暮らす相手方親子の声もしっかり取材して下さい。決して加害者側にアウティングなどしないよう気を付けて。

リーガルハラスメントと攻撃

また、世の多くの皆さんに知って頂きたいのが、共同親権法制化に反対の声を上げるともの凄い攻撃にさらされるということです。特に、被害者支援をしている弁護士の皆さんは大変な状況に置かれています。

懲戒請求を出され、訴訟も乱発されるのだそうです。被害者に有利な判決を出した裁判官も訴えられるというから恐ろしい・・(|| ゚Д゚)

支援団体ももちろん訴えられています。政治家も攻撃されます。特に女性議員がこうした問題にはアンテナを立てて下さいますので、発信をするとより一層攻撃されます。それを恐れて多くの議員は声を上げられません。

今はまだ影響力を有さない私ですらも、各方面に嫌がらせが来るほどです。
そういう人々が、共同親権を推進する人々の中にいるのだという事を知って頂きたいと思います。

今日は子どもの日。
子どもたちが、幸せな子ども時代を過ごせる社会を築いて参りましょう。