よだかれん ちいさき声をすくいあげる会

ブログ&活動報告

「12月議会一般質問ご報告3-2“ 搾乳ママについて”。」

2020年12月08日

皆さんこんばんは、新宿区議会議員のよだかれんデス。
昨日に続いて、12月議会一般質問のご報告第2弾です。私の元に届いたちいさき声を、大きな声で議会に響かせました!!

「搾乳ママについて」、お読み頂けたら幸いです。

よだかれん質問全文

2019年3月、乳児用液体ミルクが遂に日本国内で販売されるようになり、20209月、日本でまだ2拠点目ではありますが母乳バンクが設立されてニュースとなるなど、赤ちゃんの健やかな成長のための環境作りが、着々と進化を遂げています。

 

そんな中、授乳室利用の際、肩身の狭い思いをしているという搾乳ママからのちいさき声が届きました。生まれてすぐに何らかの疾患が見つかり、NICU( 新生児集中治療室 )などに入院する赤ちゃんがいます。直接、おっぱいから母乳を飲むことが出来ないため、ママたちは搾乳をして病院へ届け、管や哺乳瓶で母乳を与えて貰います。

直接届ける分は自宅で搾乳してすぐに冷凍させますが、いつかおっぱいから直接飲んでもらえる日のために、母乳が止まらないよう外出先でも数時間おきに搾乳し続けなければなりません。

 

そのために授乳室を利用するわけですが、まだまだ搾乳ママの存在が認知されていないため、順番を待っている赤ちゃん連れのママに、一人で授乳室を利用していることについて不審な目で見られてしまうことがあるそうです。搾乳ママたちは皆、申し訳なく思いつつ、肩身のせまい思いをしながら授乳室を利用しています。

 

そこで、新宿区関連施設すべての授乳室における表示を、「授乳室」ではなく、「授乳・搾乳室」としてはいかがでしょうか。早期に職場復帰したママさんなどのニーズも存在します。

 

同時に、「授乳室での搾乳にご理解ください」ですとか「搾乳にもご利用ください」といった内容の、大きな表示物もあると、搾乳ママも利用しやすくなると思います。

 

ハッピー子育てガイド、しんじゅくノートなど授乳室設置場所を紹介している冊子やホームページでも、搾乳が必要な人がいることを周知・啓発し、「授乳室」ではなく、「授乳・搾乳室」と記載して頂けないでしょうか。広報しんじゅくなどで、すべての区民に向けて周知啓発して頂くのもいいかも知れません。

 

 

避難所における配慮も求めます。

区で作成している避難所運営マニュアル・標準版において女性に対する配慮を求めていると思いますが、授乳だけでなく、搾乳を要する人々に言及した記載をして頂くなど、運営協議会の皆さんにも、搾乳ママについて知って頂く取り組みを求めますがいかがでしょうか。

 

新宿区にはNICUを有する病院が4つもあり、搾乳ママが区関連施設にて授乳室を利用する機会も多いかと思います。搾乳ママの存在を、周知・啓発する大きな役割を担って頂く事を期待して、区の見解を伺います。

区長答弁全文

搾乳ママについてのお尋ねです。

区関連施設における授乳室の表示を「授乳・搾乳室」とし、搾乳のための利用について周囲の理解を求めるための表示についてです。

出産後早期に職場復帰する女性がいることなども踏まえ、誰もが安心して子どもを生み、育てられる環境を実現するため、搾乳のための授乳室の利用について、表示物を工夫してまいります。

このほか、はっぴー子育てガイドや子育て応援ナビなどで、搾乳のための授乳室の利用について広く理解が得られるよう、案内表記を改めるとともに、広報新宿でも機会を捉えて周知してまいります。

次に、搾乳を要する人々への避難所における配慮についてのお尋ねです。

東日本大震災等の被災地では、女性、子ども、高齢者、障害者等が避難所生活において、トイレや着替え、授乳などの課題があったと報告されており、区では、平成24年度から、女性の視点を踏まえた避難所運営体制づくりを進めています。

具体的には、避難所運営管理協議会組織の中に、新たに「女性・子ども部」を設置し、配慮を要する方への支援体制を構築するとともに、要配慮者専用室の指定や、着替えや授乳などにも利用できるワンタッチテントの配備等を行い、ハード、ソフト両面から体制整備を図っています。

今後、搾乳を要する方への配慮について、避難所運営管理協議会で理解を深めるとともに、マニュアルについても適切に対応いたします。

振り返り

なんとなんと、まさかの満額回答と相成りましたーーーッヽ(*´∀`)ノ
とっても嬉しかったです。

搾乳ママという言葉はまだまだ認知されていません。そんな中でも、新宿区が・区長がこのような答弁をしてくれたことに感謝の気持ちで一杯です。

赤ちゃんがNICUに入院しているというだけで十分に辛い状況なのに、搾乳時にも肩身の狭い思いをしたり・申し訳ない思いをしなければならないなんてお気の毒すぎます。
新宿を発信源にして、これから搾乳ママのことを多くの方が知ってくれて、授乳・搾乳室という表示が全国に広まることを期待します。

実は搾乳ママについてのチラシを区議の皆さんにもお配りしたのですが、複数の方から温かいお言葉を頂戴しました。
ご自身が搾乳ママだった方からは、搾乳という行為自体がどれほど身体にも心にも辛いものなのかを、教えて頂きました。
奥様が搾乳ママだったという男性区議の方からは、ちいいさくちいさく生まれたお子さんが、今は立派に成長されていることを教えて頂きました。

そしてサプライズだったのが、ある職員の方が「私も搾乳ママだったのです。こうしたことを取り上げてくれて、とても嬉しかったです。ありがとうございました」とお話下さったことです。胸が一杯になりました。

実は、この問題を教えて下さった方の赤ちゃんは、天国に旅立ちました。
当日は、その赤ちゃんが喜んでくれるようにと思いをこめて質問をしました。

もしかしたら、赤ちゃんの気持ちが区長や区職員の皆さんに届いたのかも知れません。
全国の行政や民間施設の皆さんにも、赤ちゃんの気持ちが届いてご対応頂けたら嬉しいです。

3つ目の質問は、また明日ご報告いたします。
※「搾乳ママについて」の質問動画はコチラで御覧下さい→https://youtu.be/1rpcW440zA8

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