皆さんこんばんは、新宿区議会議員のよだかれんデス☆
若いころ、一人で過ごすと思われたくなかったあの自意識はいったい何だったのでしょうね(笑)
クリスマス・イヴだろうがなんだろうが、ひとりで平気で福しんのレバニラ炒め定食を食べられるようになった今は本当に楽チンチンです。
さぁ、そんな聖なる夜にお伝えしたいのは、官製ワーキングプアをなくすことが日本をジェンダー平等が実現された元気な国にすることに繋がるのではというお話です。
先程読み終えた、「官製ワーキングプアの女性たち」。
もうですね、読めば読むほど恐ろしいです。
「公務員と聞くと安定した働き方という印象が定番になっています。でも、2000年ころから年収200万前後で短期契約の不安定な非正規公務員が激増していることをどれだけの方がご存じでしょうか」という文章で幕を開けますが、
今や自治体公務員の3~4割が非正規職員であり、特に私が問題だと思うのが、国民に仕事を紹介・企業に指導をする立場であり、つまり事業者のお手本となるべきハローワークが全体の4~8割が非正規であり、窓口に座っているほとんどの相談員が非正規であるという事です。
なんたるブラック・ジョーク、なんたる悲劇なのでしょうか。
派遣法改正で5年を超えたら正社員にしなければならないと指導しながら、自分たちは1年ごとの契約更新で、3年目には「公募」と称して一旦スタート地点に戻し、一般応募者と共に仕事を求めて競わせるのです。
そうとも知らない来所者に「公務員はいいよな」「安定しているあんたたちに何がわかる」「いい給料もらいやがって」と怒鳴られることもあり、そんなとき、「私たちも来年度末には皆さんと同じように求職窓口に並んでいるかもしれませんよ」と、心の中でつぶやくのだそうです。
こうした非正規公務員の4人に3人は、女性です。
ハローワークだけでなく、児童虐待やDVの相談・支援、年金窓口、役所の窓口、図書館司書、保育士、学校給食調理員等々住民を直接支える公共サービスのほとんどが官製ワーキングプアの女性たちによって担われています。
これこそが日本の抱える大問題であり、逆に言えば、ここを変えれば女性の経済的な自立やジェンダー平等意識の促進、多子化などが一気に進んでいくのではないでしょうか。
女性を安くて当たり前の働き手としてとらえるのではなく、保育・介護・児童虐待やDV等様々な相談業務といった生活者の需要に見合った公共サービスのプロフェッショナルとして、正規公務員として増強を図べきです。
コロナ禍の現在のように、不安定化する社会の中でこそ、支え手の安定が必要です。それがひいては公的支援を受ける人をはじめ、すべての人々の暮らしの安定に繋がり、文化や芸術が栄え、平和な世の中を生み出すことになると思います。
公務員バッシングは巡り巡って自分たちの首を絞めることになりますし、そもそもバッシング対象となるような労働環境である公務員がどれほどいるのでしょうか。
公務員が働く環境を安定させることが行政サービスの向上につながり、更には民間で働く人々の働く環境を安定させることにもつながるのではないでしょうか。
聖なる夜に、そんなことを考えています。もっともっと、学びたいと思います。
メリー・クリスマス(๑ˇεˇ๑)•*¨*•.¸¸♪