「むらさきロードを歩いて来ました!~そしてやっぱり、共同親権は阻止しなければと思いを新たに致しました~」」
2021年11月23日
皆さんこんばんは、新宿区議会議員のよだかれんデス。
11/12~25は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
内閣府のポスター、シャレオツでビックリですよね、グッジョブッ‼ヾ(*´∀`*)ノ
そして本日は「あるこうよ むらさきロード」という青山・表参道を練り歩くマーチに参加して参りました。
マーチの前後に様々な参加者・ゲストスピーカーのお話をお聴き出来て非常に濃密な時間だったのですが、その中に自治体議員として非常に重要なメッセージが含まれました。
ある方は、配偶者から殴られたりするわけではないけれど、精神的に追い詰められて笑えなくなって、ある時自治体で設けられている女性相談に相談に行ったら、
「それ、DVですよ」
と言われて、そこで初めて自分がDVを受けていることに気づいたのだそうです。
DVは身体的な暴力だけでなく、精神的・経済的・性的・子どもを使った暴力など様々なカタチがあるのです。
そしてその本質は
「支配とコントロール」
だそうです。暴力は支配とコントロールのための手段の一つに過ぎないのです。
その方は相談窓口のお陰で、現在は元配偶者からの支配とコントロールから逃れて笑顔で人生を謳歌されています。行政の相談窓口も無駄ではないのだなぁと感動していたのですが、こんな方もいらっしゃいました。
その方はたくさんのお子さんを抱えていて、子どものために配偶者からの暴力に耐えて暮らしていて、ある時思い切って行政の相談窓口に相談してみると、こう言われたそうです。
「あなたのはDVじゃないですよ。DVだったらとっくに逃げてますから」
・・・とんでもない相談員です。先述したように、DVのカタチは多様であれ、その本質は支配とコントロール。逃げていないからDVではないだなどと相談員が口にするなんて・・
自治体議員として、自分たちの自治体で設けている相談員がどのような対応をしているのか確認しなければいけないと強く感じました。
当たりはずれで相談者の人生が左右されるようなことがあってはいけないですよね・・。
(マーチの警護にいらして下さった、尊敬する武井弁護士があまりにも可愛らしかったのでパチリ♡頭のお花とマスクが抜群のマッチングでした( ´艸`))
しつこく皆様にお伝えしている、離婚後の子の親権について共同親権にすることの危険性もここにあって、
「原則は共同親権だけど、DV家庭は例外として除外してこれまで通り単独親権にするから大丈夫だ」
と推進したい人々は主張するのですが、
現に教育を受けているはずのDV相談員ですらもこのような感覚の方がいらっしゃる状況で、
共同親権を原則になんてしてしまったら、DV被害者の多くがDV被害者として認められずに共同親権とされ、永続的にDV加害者の支配下に置かれてしまうことになります。
共同親権になるということは、居所・進学・医療選択・宗教、果ては新しいパートナーとお子さんの養子縁組の際にも元配偶者の同意が必要になるということなのです・・・DVがない離婚家庭でも不都合が生じますよね。
共同で子を育ててて行くことが出来なくなったから離婚するのに、パワーバランスが平等でない状況で、離婚した後も同意して貰うためにいちいち相手のご機嫌を伺って生きて行かなくてはならない・・・地獄です。
離婚後共同親権推進勢力の根底には、女子どもは黙って男の言うことを聞いていればいいのだ、家から逃すものかという、女性蔑視とか家父長制的な思考があるように思います。
現在法制審議会で議論されているのですが、なぜか賛成の方が優勢のようで、このままでは大変なことが起きてしまいます。
どうかどうか一人でも多くの皆様にこの問題を知って貰って、歯止めをかけるうねりを生み出したいと思っています。
皆様どうぞ、問題点の拡散ご協力をお願い申し上げます!!