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ブログ&活動報告

「新宿区パートナーシップ制度 超党派学習会、無事に終了しましたーーーッ!! ✧٩(ˊωˋ*)و✧」

2020年11月01日

2日前になりますが、新宿区議会超党派による(私は)初めての学習会、緊張しましたが無事に終わりました!新宿区においてパートナーシップ制度を実現させるための、力強い一歩となったのではないでしょうか。

大盛会

日本共産党新宿区議会議員団、立憲民主党・無所属クラブ、社民党新宿区議会議員団、ちいさき声をすくいあげる会共催ということで11名の新宿区議会議員が集い、

コロナ感染拡大防止のためごくごく限られた皆さんへのお声がけでしたが46名もの区民の皆さんが会場に駆けつけて下さり、更にyoutube配信をご覧くださった方も(現時点で100名超!!)いらっしゃるので,大きく大きく輪が広がったと思います。

配信は今後もご覧頂くことができますのでお時間あるときに是非チェケラください( ̄∀ ̄)
パートナーシップ制度学習会-多様な生き方をはぐくむ社会に向けて-


(顔出しオッケーな人々と集合写真をパチリ( ´艸`) )

魂揺さぶられるメッセージの数々が

登壇者お一人お一人のお話に説得力があり、収穫の多い勉強をさせて貰えました。

生島嗣さん(NPO法人ぷれいす東京代表)からは、病院で最期を迎える瞬間に病室にいさせてもらえなかったり、愛し合っている二人なのに、最期の瞬間に立ち会わせてもらうために友人のふりをしなければならない方々のことをお聞きしました。

医療行為の同意が出来るようにパートナーシップ制度が必要だという認識はありましたが、それが死を迎える瞬間にも関わるのだとあまり意識出来ていませんでした。

ハッとさせられ、同時に、やはり必要な制度なのだと闘志に火が付きました。

飲食店を複数経営する長村さと子さんからは、同性婚やパートナーシップ制度がない中で、形を見せることで、自分の家族を始める覚悟を周囲に知ってほしかったから結婚式をしたということをお聞きしました。

結婚式をしたり、子供をほしいと望んだり、ただ普通に生きていたいだけなのに、なぜ結婚式をするのか・なぜそこまでして家族を作りたいのかと、わざわざ意味まできかれてしまう。おかしなことですよね。

鈴木賢さん(明治大学法学部教授)からは、LGBTQの抱える困難や苦悩は、自分たちの中から生まれるものではなく、外部から・社会規範とのずれから与えられるという事を学びました。

よく、障害者が生きづらいとしたら、それは障害者に問題があるのではなく、社会に問題があるのだといいますよね。それと同じ。

これまたハッとさせられました。

こちらの衝撃画像も教授よりご提供いただきました(笑)


(きゃぁ大変!!ヽ(;´Д`)ノ)

2020/11/01 埼玉県北本市 ・栃木県栃木市・千葉県松戸市、2020/12/01 埼玉県鴻巣市 ・兵庫県明石市、2020/12/02 青森県弘前市、2021/01/01 広島県広島市、2021年度予定で名古屋市と、

近いうちに68自治体でパートナーシップ制度が始まるそうで、人口の3割以上をカバーしている現状があります。

5割を超えれば国も動かざるを得なくなりますね、同性婚の誕生です!!

ただその際、選択的夫婦別姓が法制化されていないと、多くの同性愛者は利用出来ないのではないかとのご意見に目からウロコが落ちました。流石の着眼点です。

男性優位社会の今は女性が氏の変更を余儀なくされているが、対等な同性同士の婚姻となれば話が変わります。

実は私、戸籍の性別を女性に変更しているので、男性である今の相方と法律婚が可能なのですが、氏の変更を望まないために結婚していない状態なのです。

選択的夫婦別姓にならなければ結婚をするつもりはありませんので、今後さらにそちらの活動も頑張る所存であります。

やること一杯で忙しいデス(^_^;)

現状では、同性カップルのみならず誰でも使える(フランスのパックスという制度のように)パートナーシップ制度を誕生させて、そちらの制度を利用して私たちのパートナーシップを新宿区に証明して貰えたらと思います。ワクワク(((o(*゚▽゚*)o)))

二人で愛し合っていればそれでいいというものではないのですよね。周囲に認めて貰い・尊重して貰えてこそのパートナーシップなのです。

鈴木教授も引用され、私も本年2月議会で引用させて頂いた『二人で活きる技術』の著者・大塚隆史さんの名言です。

その周囲というのが、自分が暮らす自治体、もっと言えば国であってくれたら・・そもそも異性愛のカップルは当たり前にそうなのですから、同性愛のカップルであっても同じようにそうあるべきだと思います。

弁護士の中川重徳さんは、日本で初めてパートナーシップ制度を誕生させた渋谷区で、どのような経過をたどって実現にこぎつけたのかを詳細に語って下さいました。

自民党系の桑原区長がなぜパートナーシップ制度を置き土産にできたのか、非常に興味深かったです。

制度を利用している皆さんの、

「渋谷区内では守られる。強気でいられる」
「素直に本当に嬉しかった。(渋谷区に)税⾦を払っているってことが嬉しい」
「区役所に⾏って(証明書を)もらったのに意味がある。社会に参加してる感じ。税⾦を納めてるところに⾃分も参加しているっていう感じ」

というコメントが胸に迫りましたし、特に

「今までずっと嘘をついたり、こそこそ隠れたりしたことを⾏政から認めてもらえる。⾃分の中ではとても大きなこと」

というコメントに思わず涙腺が緩みました。

そうなんです。なんで嘘をついて異性愛者のふりをしたり、こそこそ隠れてデートをしたり一緒に暮らしたりしなければならないのでしょう?

社会が異性愛を前提にできているからですね。問題は当事者にではなく、社会にあるのです。

安心して下さい、同性婚が合法化されても、異性愛者は異性と結婚出来ますから。

安心して下さい、選択的夫婦別姓が法制化されても、望む方々は夫婦同姓にすることが出来ますから。

新宿が、好き。

登壇者の皆さんに共通していたのは、新宿が大好きだという思いでした。
自分たちが暮らすこの街でいないことにされない、2級市民扱いされないことを望んでいるだけ。

魂が揺さぶられるような濃密なこの日のこの時間を無駄にしないため、議員の皆さんと・区民の皆さんと連帯して、更なる決意をもって、新宿方式のパートナーシップ制度誕生を目指して参ります。

しつこいようですが、本当に見応えのある内容なので、是非一度、動画をご視聴くださいませ。

新宿区パートナーシップ制度学習会-多様な生き方をはぐくむ社会に向けて-

明日からまた新しい一週間が始まります。
張り切って参りましょう(*゚▽゚)ノ

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